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Windows Azure 一般提供 ── 2008年の発表から16か月

メタデータ
- 日付
- 年代
- 2010s
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- T1
- 参照年表
- クラウドコンピューティングの歴史 · Microsoftの歴史
- 出典数
- 08
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Microsoft Azure には誕生日が2つあり、どちらも本物である。Microsoft が Windows Azure として 発表 したのは 2008年10月27日、ロサンゼルスで開いた開発者会議 PDC(Professional Developers Conference)の場で、限定プレビューもこのとき始まった。商用の一般提供が始まったのは2010年2月1日 で、21か国、SLA(サービスレベル契約)付きだった。名称が Microsoft Azure に変わったのは2014年4月3日。日本国内のデータセンターからの提供は2014年2月に始まっている。
「Azure はいつ始まったか」への短い答えは2010年2月1日であり、長い答えはその16か月前から始まる。
年表
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2008年10月27日 | PDC で Ray Ozzie が Windows Azure と Azure Services Platform を発表。限定的な Community Technology Preview(CTP) |
| 2009年7月14日 | パートナー向け会議 Worldwide Partner Conference で料金を発表 |
| 2009年11月17日 | PDC 2009 で新機能。無償プレビューは12月31日まで |
| 2010年1月 | 本番利用の開始。この月の利用は無料 |
| 2010年2月1日 | 21か国で一般提供、課金開始 |
| 2014年2月25日 | 東日本(埼玉県)・西日本(大阪府)リージョンの一般提供を発表 |
| 2014年4月3日 | Windows Azure から Microsoft Azure へ改称 |
2008年10月 ── 発表
2008年10月27日の Microsoft のプレスリリースで前面に立ったのは、当時チーフソフトウェアアーキテクトだった Ray Ozzie である。Ozzie はこの日を Microsoft と開発者コミュニティにとっての転換点だと述べた。発表されたのは、コードを動かす場所よりも広いものだった。Azure Services Platform は複数のサービスを束ねていた。
- Windows Azure ── ホスティング、ストレージ、計算、ネットワーク
- Microsoft SQL Services ── データベースとレポーティング
- Microsoft .NET Services ── ワークフローとアクセス制御
- Live Services ── 文書やファイルの同期
- SharePoint Services と Dynamics CRM Services ── 業務での共同作業
この時点では限定的な Community Technology Preview で、開発者は試せても、料金を払って本番の仕事を載せることはできなかった。Amazon は 2006年3月の S3 からストレージを売っており、Google も 2008年4月に App Engine を公開していた。Microsoft はその両方より後に、クラウド基盤を発表したことになる。
2009年 ── 料金表と日付
商用の条件は2009年7月、Worldwide Partner Conference で示された。Redmond Channel Partner の報道によれば、料金は次のとおりである。
| 項目 | 2009年7月に発表された料金 |
|---|---|
| 計算 | 1時間 0.12 ドル |
| ストレージ | 1GB あたり月 0.15 ドル+1万回の操作ごとに 0.01 ドル |
| 転送 | 受信 1GB あたり 0.10 ドル、送信 1GB あたり 0.15 ドル |
| SQL Azure Web Edition | 月 9.99 ドル、1GB まで |
| SQL Azure Business Edition | 月 99.99 ドル、10GB まで |
ストレージの単価は、3年前に S3 が公開時に付けた価格と同じだった。
2009年10月29日、Microsoft は切り替えの段取りを示した。11月17日の PDC で新機能を出し、プレビューは12月31日まで開けておく。2010年1月に顧客は本番サービスに登録し、その月の利用は無料として請求額の見え方を確かめられるようにする。そして2月1日から課金を始める。
2010年2月1日 ── 一般提供
当日、Windows Azure のゼネラルマネージャー Doug Hauger は Official Microsoft Blog で、Windows Azure と SQL Azure が21か国で一般提供に入り、本番のアプリケーションは完全な SLA に支えられるようになったと告げた。1月以降、すでに数千の顧客がプレビューから本番へ移ったとも書いている。
このページが採る日付はこちらである。2008年は基盤が姿を見せた日、2010年2月は企業が料金を払い、SLA に基づいて Microsoft に責任を求められるようになった日だ。
2014年 ── 日本と新しい名前
2014年2月25日、Microsoft の沼本健(Takeshi Numoto)は、日本の2つのリージョン ── 埼玉県の 東日本(Japan East) と大阪府の 西日本(Japan West) ── がその日のうちに一般提供になると発表した。2リージョンあることで、日本の顧客はデータを国内に置いたまま、2拠点の間で複製して災害復旧に備えられるようになった。
翌月の2014年3月25日、Microsoft は Windows Azure を4月3日から Microsoft Azure に改称すると告げた。説明は、Azure が顧客にとってのパブリッククラウド基盤であると同時に、Office 365、Dynamics CRM、Bing、OneDrive、Skype、Xbox Live といった Microsoft 自身のサービスの基盤でもあることを反映した、というものだった。改称は、2014年2月4日に始まった Satya Nadella の CEO 体制 の最初の数週間のことで、製品はこのとき名前の上で Windows から切り離された。
10年後
IaaS・PaaS・ホスト型プライベートクラウドを合わせた「クラウドインフラサービス」を測っている Synergy Research Group は、2021年2月、Microsoft が2020年第4四半期に世界市場で 20% のシェアに達したと報告した。首位は Amazon で、そのシェアは4年間 32〜34% の幅にとどまっていた。1社の推計であり、市場の定義もその会社のものである。
2019年には、Microsoft の OpenAI への出資 に伴う独占的な計算基盤の提携の舞台が Azure になった。会社としては Microsoft に、各社の並びは クラウドコンピューティングの年表 と Microsoft の年表 にある。
よくある質問
- Azure が始まったのは2008年ですか、2010年ですか。
- どちらも実在する日付ですが、別の出来事です。2008年10月27日の PDC で Windows Azure として発表され、限定プレビューが始まりました。SLA 付きの商用一般提供が21か国で始まり、課金が始まったのは2010年2月1日です。
- Windows Azure から Microsoft Azure への改称はいつですか。
- 2014年4月3日です。改称の予告は同年3月25日に出され、Azure が顧客向けのパブリッククラウドであると同時に Office 365 や Bing、Xbox Live など Microsoft 自身のサービスの基盤でもあることを反映した、と説明されました。
- Azure の日本リージョンはいつからですか。
- 2014年2月25日、Microsoft は埼玉県の東日本リージョンと大阪府の西日本リージョンをその日のうちに一般提供にすると発表しました。2リージョンの間でデータを複製できます。
- 一般提供の前の料金はどう決まっていましたか。
- 2009年7月の発表として報じられた料金は、計算が1時間0.12ドル、ストレージが1GB あたり月0.15ドルと1万回の操作ごとに0.01ドル、転送が受信1GB 0.10ドル・送信1GB 0.15ドルでした。2010年1月の利用は無料で、課金は2月1日からです。
出典
一次資料Windows Azure General Availability — Doug Hauger, The Official Microsoft Blog, Feb 1, 2010
一般提供の日付、21か国、完全な SLA、数千の顧客がプレビューから移行
発表日と場所、Ray Ozzie、限定 CTP、Azure Services Platform の構成
一次資料Windows Azure Platform Launch Update — Microsoft SQL Server Blog, Oct 29, 2009
プレビュー終了、2010年1月の無料期間、2月1日の課金開始
東日本(埼玉県)・西日本(大阪府)リージョンの一般提供
2020年第4四半期のシェア(Microsoft 20%、Amazon 32〜34%)と市場の定義
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