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Xbox 360 ── 3地域の年内発売と「赤いリング」

メタデータ
- 日付
- 年代
- 2000s
- Tier
- T1
- 参照年表
- ゲーム機・ゲーム技術の歴史 · Microsoftの歴史
- 出典数
- 08
- 関連項目
- 02
- Tags
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Xbox 360 の日本での発売日は2005年12月10日、価格は37,900円だった。最初に発売されたのは北米で、2005年11月22日。欧州は2005年12月2日に続き、日本は3地域の中で最後だった。それでも北米との差は18日で、初代 Xbox の3か月あまりから大きく縮まった。
| 地域 | 発売日 | 発売時の価格 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 北米 | 2005年11月22日 | 399.99ドル(Core System は299.99ドル) | Microsoft プレスリリース、NBC News |
| 欧州 | 2005年12月2日 | 399.99ユーロ(Core System は299.99ユーロ) | Microsoft プレスリリース、NBC News |
| 日本 | 2005年12月10日 | 37,900円 | Microsoft プレスリリース |
Microsoft は2005年9月、東京ゲームショウの前日にこの3つの日付を発表した。同社のプレスリリースは、ゲーム機を3地域で同じ時期に発売するのはこれが初めてだとしている。ソニーの PlayStation 3 が日本で発売されるのは、その11か月後である。
MTV での公開
Xbox 360 は2005年5月12日、MTV の特別番組で初めて公開された。Microsoft のプレスリリースが示した中身は次のとおりである。
| 項目 | 内容(2005年5月の発表) |
|---|---|
| CPU | PowerPC ベースの3コア CPU |
| GPU | ATI のカスタム GPU |
| メモリ | 512MB 超 |
| 演算性能 | システム全体で1テラフロップス超(Microsoft の主張) |
| 映像 | すべてのゲームをハイビジョンのワイド画面向けに設計 |
| ストレージ | 着脱式のハードディスク |
| メディア | DVD 映画・音楽 CD・写真の再生。USB 2.0 で MP3 プレーヤーやデジカメをつなげる |
| ネットワーク | Xbox Live。無料の Silver と、オンライン対戦のできる有料の Gold |
初代 Xbox は Intel と NVIDIA の部品を使ったが、360 は CPU を PowerPC 系に、GPU を ATI 製に替えた。プレスリリースはまた、ゲームの実績を記録する「Achievements」や、利用者ごとの Gamer Profile を紹介している。
2つの価格
NBC News の2005年8月17日の記事によれば、Microsoft は北米と欧州で2つのモデルを用意した。
| モデル | 米国・カナダ・メキシコ | 欧州 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 上位版 | 399.99ドル | 399.99ユーロ | 20GB の着脱式ハードディスクやワイヤレスコントローラーなどが標準 |
| Xbox 360 Core System | 299.99ドル | 299.99ユーロ | ハードディスクとワイヤレスコントローラーなどを省いた |
同じ記事は、Core System ではハードディスクを99.99ドルで買い足さない限り初代 Xbox のゲームが遊べないと伝えている。日本の価格は9月の発表で、20GB のハードディスク、ワイヤレスコントローラー、メディアリモコン、ヘッドセットなどを同梱して37,900円とされた。
2005年11月14日の Microsoft の発表によれば、北米の発売日には18本のゲームと13種類の周辺機器がそろった。
レッドリング ── 3年保証と10億ドル超
発売から1年半あまり後、Xbox 360 は故障の多さで知られるようになる。前面の3つのランプが赤く点滅する一般的なハードウェア故障の表示は、利用者のあいだで「red ring of death」と呼ばれた(The Seattle Times)。
Microsoft は2007年7月5日、保証の拡大を発表した。プレスリリースによれば、同社は Xbox 360 の修理件数が「容認できない」水準にあると見て調査を行い、故障を引き起こしうる複数の要因を特定して本体に改良を加えた。そのうえで、3つの赤いランプで示される故障について、保証を購入日から3年に延ばし、送料を含めて無償で修理または交換するとした。すでにこの故障の修理に費用を払った人には、さかのぼって払い戻す。2007年6月期の四半期には、10.5億〜11.5億ドルの税引前費用を計上するとした。
エンターテインメント&デバイス部門の社長だった Robbie Bach は、同じリリースで、大多数の利用者は満足しているとしたうえで、この問題が一部の利用者を苛立たせたことについて "we sincerely apologize" と謝罪した。
The Seattle Times によれば、Microsoft はそれ以前の2006年12月に、保証を90日から1年へ延ばしていた。NBC News は、それまでの保証は米国で1年、欧州で2年だったと伝えている。The Seattle Times の同じ記事によれば、Microsoft は2005年11月22日の発売から約1,160万台を出荷していたが、そのうち何台が故障したかは明らかにしなかった。
生産終了と8,000万台
Reuters を配信した Fortune によれば、Microsoft は2016年4月20日、Xbox 360 の新規生産を終えると発表した。発売から10年あまりで、同記事によれば累計の販売は8,000万台を超えていた。Xbox 部門を率いる Phil Spencer は、10年以上前の製品を作り続ける現実が迫ってきたと説明している。在庫の販売とサポートは続けるとした。
Microsoft のゲーム機の歩みは Microsoft の年表 に、ゲーム機全体の流れは ゲーム機の年表 にある。のちの世代については Xbox Series X|S を参照。
よくある質問
- Xbox 360 の発売日はいつですか。
- 日本では2005年12月10日に37,900円で発売されました。最初の発売は北米で2005年11月22日、欧州は12月2日です。日本は3地域の中で最後でした。
- Xbox 360 の発売時の価格はいくらでしたか。
- 北米では、20GB のハードディスクやワイヤレスコントローラーなどを同梱した上位版が399.99ドル、それらを省いた Core System が299.99ドルでした。欧州は399.99ユーロと299.99ユーロ、日本では20GB のハードディスクなどを同梱したパッケージが37,900円でした。
- Xbox 360 のレッドリングとは何ですか。
- 本体前面の3つのランプが赤く点滅する一般的なハードウェア故障の表示で、利用者のあいだで「red ring of death」と呼ばれました。Microsoft は2007年7月5日、この故障の修理件数が容認できない水準だったとして、保証を購入から3年に延ばし、すでに有償で修理した人にも払い戻すと発表しました。
- Xbox 360 は何台売れましたか。
- Fortune は2016年4月の生産終了の報道で、2005年の発売以来8,000万台以上が売れたと伝えています。
出典
一次資料Xbox 360 Ushers in the Future of Games and Entertainment — Microsoft press release, May 12, 2005
MTV での公開と、3コア CPU・ATI 製 GPU・512MB などの構成
一次資料Microsoft Expands Xbox 360 Warranty Coverage — Microsoft press release, July 5, 2007
3年保証、10.5億〜11.5億ドルの税引前費用、払い戻し
二次資料Microsoft reveals pricing for Xbox 360 console — NBC News, August 17, 2005
北米・欧州の価格と Core System
二次資料"Unacceptable" Xbox failure rate forces warranty extension — The Seattle Times, July 6, 2007
通称「red ring of death」、出荷1,160万台、2006年12月の90日から1年への延長
二次資料Microsoft Calls It Quits for Xbox 360 Production — Fortune (Reuters), April 20, 2016
生産終了と8,000万台以上の累計
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