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PSP ── PS2 級の3D を持ち歩く携帯機

メタデータ
- 日付
- 年代
- 2000s
- Tier
- T1
- 参照年表
- ゲーム機・ゲーム技術の歴史
- 出典数
- 07
- 関連項目
- 00
- Tags
- #consumer
PSP(PlayStation Portable)の日本での発売日は2004年12月12日、価格は19,800円(税込20,790円)だった。北米は2005年3月24日、欧州は2005年9月1日に続いた。最初に発売されたのは日本で、北米はその3か月あまり後、欧州は9か月近く後である。
| 地域 | 発売日 | 発売時の価格 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 2004年12月12日 | 19,800円(税込20,790円) | SCEI プレスリリース |
| 北米 | 2005年3月24日 | バリューパック 249.99ドル | SIE 企業年表(月)、Game Developer |
| 欧州 | 2005年9月1日 | バリューパック 179ポンド/249ユーロ | SIE 企業年表(月)、The Register |
日本では、任天堂の ニンテンドーDS が10日前の12月2日に発売されていた。北米では順序が逆で、DS が2004年11月21日、PSP は4か月後だった。
2004年10月27日 ── PS2 級を手のひらに
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は2004年10月27日、PSP(型番 PSP-1000)を12月12日に日本で発売すると発表した。プレスリリースは、PlayStation 2 と同等のグラフィックス処理能力とステレオ音声で、本格的な3D の CG ゲームと高解像度の映像をどこでも楽しめるとうたっている。同じリリースが示した仕様は次のとおりである。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| CPU | PSP CPU(動作周波数 1〜333MHz) |
| メモリ | メインメモリ 32MB、混載 DRAM 4MB |
| 画面 | 4.3インチ・16:9 のワイド TFT 液晶、480×272ドット |
| ディスク | UMD ドライブ(読み出し専用) |
| 通信 | IEEE 802.11b の無線 LAN。アドホックモードで最大16台 |
| その他の入出力 | USB 2.0、メモリースティック PRO デュオ、赤外線 |
| 映像・音声 | H.264/AVC、ATRAC3plus、MP3 |
| 電池 | 内蔵リチウムイオン電池。ゲームで4〜6時間、映像の連続再生で4〜5時間(SCEI 測定) |
| 重さ | 約280g(電池を含む) |
リリースは、4.3インチの画面を携帯型ゲーム機で最大のものとしている。媒体の UMD は PSP のための光ディスクで、リリースは、ゲームと音楽と映像を1枚の UMD に収めた新しい分野のソフトを2005年春に出す見込みだとも書いている。発売に合わせ、SCE と他社のソフトが年内に計21本そろうとされた。
北米 ── バリューパックだけの発売
北米の発売条件は2005年2月3日に発表された。Game Developer によれば、PSP は3月24日に249.99ドルで発売され、日本と違って本体単体ではなく、32MB のメモリースティックや AC アダプターを同梱したバンドル1種類だけになった。最初の100万台には、映画『スパイダーマン2』の UMD も付いた。
AP 通信の同日の記事によれば、このときソニーは日本ですでに80万台を出荷しており、北米では最初の週に100万台を用意するとしていた。
Reuters の2005年4月8日の記事によれば、ソニーは北米で発売から2日間に PSP を50万台売り、発売週の北米の小売売上は1億5,000万ドルに達したと発表した。50万台は、ソニーが小売店に供給するとしていた台数のほぼ半分だった。同じ記事は、日本での販売が100万台を超えたとしている。
欧州 ── 5か月以上の遅れ
欧州は後回しにされた。The Register の2005年4月26日の記事によれば、ソニーは PSP を英国と欧州で9月1日に発売すると発表した。価格はメモリースティックやケース、イヤホンなどを同梱したバリューパックで、英国179ポンド、ユーロ圏249ユーロ。記事は、当初の予定より5か月以上遅れたとし、北米向けの台数を増やすために欧州を後回しにし、4月から初夏、晩夏へと延期が重なったと説明している。
1,000万台から7,640万台へ
SIE の企業年表によれば、PSP は2005年5月に韓国・香港・シンガポール・台湾で発売され、2005年10月には全世界の販売が1,000万台に達した。その後の主な出来事は次のとおりである。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2007年9月 | 改良型の PSP を北米・日本・香港・台湾・韓国・欧州で発売 |
| 2009年2月 | 全世界の出荷(sell-in)が5,000万台に |
| 2009年10月 | PSP go を北米・欧州などで発売(日本は同年11月) |
| 2011年12月 | 後継の PlayStation Vita を日本・香港・台湾で発売 |
SIE の企業データによれば、PSP の累計販売(sell-in)は2012年3月31日時点で全世界7,640万台以上、ソフトは3億3,100万本以上である。同じ2004年に出たニンテンドーDS は、任天堂 IR によれば全世界で1億5,402万台を売っており、PSP はその半分ほどだった。ただし両社の数字は集計の時点が異なる。
据置機の PlayStation 3 は、PSP の2年後、2006年11月に発売された。ゲーム機全体の流れは ゲーム機の年表 を参照。
よくある質問
- PSP の発売日はいつですか。
- 日本では2004年12月12日に19,800円(税込20,790円)で発売されました。北米は2005年3月24日、欧州は2005年9月1日です。最初に発売されたのは日本です。
- PSP の発売時の価格はいくらでしたか。
- 日本は PSP-1000 本体が19,800円(税込20,790円)でした。北米は本体単体ではなく、メモリースティックなどを同梱したバリューパックのみで249.99ドル、欧州もバリューパックで179ポンド、ユーロ圏では249ユーロでした。
- PSP は何台売れましたか。
- SIE によれば、PSP の全世界の累計販売(出荷ベース)は2012年3月31日時点で7,640万台以上、ソフトは3億3,100万本以上です。
- PSP の欧州発売はなぜ遅れたのですか。
- The Register によれば、ソニーは北米の発売に十分な台数を回すために欧州の発売を後回しにし、延期を重ねて2005年9月1日になりました。当初の予定より5か月以上遅れています。
出典
日本の発売日と価格、仕様(4.3インチ液晶、UMD、無線 LAN、最大16台のアドホック通信)
一次資料Expanded Company Timeline — Sony Interactive Entertainment
地域ごとの発売月、1,000万台(2005年10月)と5,000万台(2009年2月)、改良型と PSP go、PS Vita
二次資料Sony Announces PSP U.S. Launch Date And Price — Game Developer, February 3, 2005
北米の発売日3月24日と249.99ドルのバンドル
二次資料U.S. release date set for PlayStation Portable — NBC News (AP), February 3, 2005
日本での出荷80万台、北米の初週100万台の用意
二次資料Sony to ship PSP on 1 September - official — The Register, April 26, 2005
欧州の発売日と価格、延期の経緯
最終更新: