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Xbox 発売 ── Microsoft の家庭用ゲーム機参入

メタデータ
- 日付
- 年代
- 2000s
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- T1
- 参照年表
- ゲーム機・ゲーム技術の歴史 · Microsoftの歴史
- 出典数
- 07
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初代 Xbox の日本での発売日は 2002年2月22日 、 価格は34,800円だった。 最初に発売されたのは北米で、 それより3か月あまり早い 2001年11月15日 に299ドルで店頭に並んだ。 欧州とオーストラリアは 2002年3月14日 に続いている。 日本の読者にとっての「Xbox の発売年」は2002年、 北米の読者にとっては2001年である。
| 地域 | 発売日 | 価格 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 北米 | 2001年11月15日 | 299ドル(推定小売価格) | Microsoft プレスリリース(2001年11月15日) |
| 日本 | 2002年2月22日 | 34,800円(スペシャルエディション 39,800円) | Microsoft プレスリリース(2002年1月11日) |
| 欧州・オーストラリア | 2002年3月14日 | ── | Microsoft プレスリリース(2002年1月8日) |
発表は2000年3月、 GDC の壇上で
Microsoft がゲーム機への参入を公にしたのは、 2000年3月10日、 米サンノゼで開かれた Game Developers Conference だった。 発表したのはビル・ゲイツで、 プレスリリースは「Building on our strengths as a software company」と、 ソフトウェア企業としての強みを足場にすると語らせている。 この時点で発売時期は「2001年秋」とされていた。
同じリリースの末尾には、 構成部品の一覧が付いていた。
| 項目 | 2000年3月の発表内容 |
|---|---|
| API | DirectX |
| CPU | Intel Pentium III 系(Streaming SIMD Extensions 対応) |
| グラフィックス | NVIDIA 製のカスタム 3D グラフィックスプロセッサ |
| メモリ | 64MB(統合メモリ構成) |
| 記憶装置 | 8GB ハードディスク、 4倍速 DVD ドライブ |
| 入出力 | コントローラ端子4つ、 拡張ポート、 100Mbps Ethernet |
同じ付録は性能の目安として、 毎秒3億のマイクロポリゴン/パーティクル、 毎秒1億5,000万の座標変換・光源処理済みポリゴンという数字も挙げていた。 いずれも Microsoft 自身の発表値である。
英語版 Wikipedia によれば、 最終的な製品の CPU は733MHz、 GPU は NVIDIA の NV2A(233MHz)である。 PC 用の部品と DirectX という API をそのまま家庭用機に持ち込んだ構成で、 英語版 Wikipedia は、 1998年に Microsoft 社内の4人の技術者がこの構想を始めたと記している。
北米 ── 真夜中の発売と年末までの150万台
北米での発売は、 11月14日から15日にかけての深夜0時に始まった。 Microsoft の発売当日のリリースによれば、 本体は北米の1万5,000以上の小売店で扱われ、 発売週には19本のソフトが用意されていた。 リリースが代表作として挙げたのは『Halo』『NFL Fever 2002』『Oddworld: Munch's Oddysee』『Project Gotham Racing』『Dead or Alive 3』の5本で、 最後の『Dead or Alive 3』は日本のテクモの作品である。
2002年1月8日、 Microsoft は CES で、 発売日から2001年末までに北米で 150万台を販売した と発表した。 これは出荷ではなく販売の数字である。 リリースの見出しは、 これをビデオゲーム史上もっとも成功した発売のひとつと呼んでいた。 発売から7週間あまりの時点での、 Microsoft 自身による評価である。 同じリリースは、 NPD Group の集計として、 本体1台あたり3本を超えるソフトが買われ、 家庭用機の発売時として過去最高の装着率だったと伝えている。
日本 ── 12本のソフトで始まった
日本での発売に際して、 Microsoft は34,800円の通常版と39,800円のスペシャルエディションを用意した。 2002年2月21日付(米国時間)のリリースによれば、 ビル・ゲイツが日本で最初の購入者を出迎え、 発売時点で12本、 3月末までに計22本のソフトがそろう予定だった。 ラインアップにはセガ、 コナミ、 カプコン、 テクモといった日本のメーカーの名前が並ぶ。
英語版 Wikipedia によれば、 北米で標準だった大型のコントローラに代えて、 日本では発売時から小型の「Controller S」が同梱された。 同じ記事は、 日本での販売台数を約47万5,000台としている。 北米の初動と比べると、 日本での立ち上がりは小さかった。
ハードディスクと Ethernet が意味したもの
発売当日のリリースで、 チーフ Xbox オフィサーのロビー・バックは、 内蔵ハードディスクと Ethernet 端子を挙げて「Online is our secret weapon」と述べている。 ただし同じリリースは、 ブロードバンド対応の開始を「2002年夏」の予定と書いており、 本体の発売時点ではオンライン対戦はまだ始まっていなかった。
実際に Xbox Live が始まったのは、 本体発売のちょうど1年後の 2002年11月15日 で、 対象は米国とカナダだった。 Microsoft によれば、 ブロードバンド回線を前提とし、 米国49.99ドル(カナダ79.99ドル)のスターターキットにはヘッドセット「Xbox Communicator」が入っていて、 発売日に9本の対応ソフトが店頭にあった。 ゲーム機の本体に最初から通信の端子と記憶装置を積んでおき、 サービスはあとから足す ── この順序が、 初代 Xbox の設計の特徴である。
その後
Microsoft のゲーム機は世代を重ね、 2020年には Xbox Series X|S が出ている。 2023年には Activision Blizzard の買収 が完了し、 ゲーム事業の重心はソフトの側へも広がった。 会社全体の歩みは Microsoft のページにある。
よくある質問
- 初代 Xbox の発売日はいつか
- 日本では2002年2月22日に34,800円で発売されました。北米ではそれより3か月あまり早い2001年11月15日(299ドル)、欧州とオーストラリアは2002年3月14日です。
- Xbox Live はいつ始まったのか
- 2002年11月15日に米国とカナダでサービスを開始しました。本体発売のちょうど1年後で、スターターキットは米国で49.99ドルでした。
- Xbox の中身はパソコンと同じだったのか
- 部品構成は PC に近く、Intel の Pentium III 系 CPU、NVIDIA のグラフィックス、8GB のハードディスク、Ethernet 端子を備えていました。ただし OS や筐体はゲーム機専用で、PC として使える製品ではありません。
出典
一次資料Microsoft Unveils Plans for Xbox — Microsoft press release, March 10, 2000
GDC での発表と構成部品の一覧
一次資料Xbox Launch One of Most Successful in Video Game History — Microsoft press release, January 8, 2002
北米で年末までに150万台、日本2月22日・欧州3月14日の予定
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