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PlayStation 3 ── Cell と Blu-ray の据置機

メタデータ
- 日付
- 年代
- 2000s
- Tier
- T1
- 参照年表
- ゲーム機・ゲーム技術の歴史
- 出典数
- 10
- 関連項目
- 01
- Tags
- #consumer
PlayStation 3(PS3)の日本での発売日は2006年11月11日、北米はその6日後の2006年11月17日である。欧州・中東・アフリカ・オーストラリアも当初は11月17日に同時発売する予定だったが、2006年9月に延期が決まり、実際の発売は2007年3月23日になった。最初に発売されたのは日本で、北米とは1週間足らずの差だった。
| 地域 | 発売日 | 発売時の価格 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 2006年11月11日 | 20GB 版 49,980円(税込) | SIE「PlayStation History」、SCEI プレスリリース |
| 北米 | 2006年11月17日 | 20GB 版 499ドル、60GB 版 599ドル | SIE「PlayStation History」、SCEA プレスリリース |
| 欧州・オーストラリアなど | 2007年3月23日 | ── | SIE「PlayStation History」、SCEE プレスリリース |
SIE の企業年表は、2006年11月の発売地域を日本・香港・台湾・北米としている。
2006年5月8日 ── 世界同時発売の発表
SCE は2006年5月8日、ロサンゼルスの E3 にあわせて地域ごとのプレスリリースを出した。日本は11月11日、北米は11月17日、そして欧州本土とオーストラリア・ニュージーランドも11月17日。どのリリースも、これを世界同時発売の一部と位置づけていた。
発表された PS3 の骨格は次のとおりである。
| 項目 | 発表内容(2006年5月) |
|---|---|
| プロセッサ | Cell と RSX の組み合わせ |
| ディスク | Blu-ray Disc(BD)。BD 規格の上限である多重化48Mbps のビットレートで再生できるとうたう |
| ストレージ | ハードディスクを標準搭載(20GB / 60GB) |
| ネットワーク | ギガビット Ethernet |
| 映像出力 | 従来の NTSC/PAL のテレビから 1080i/1080p のフル HD まで |
| コントローラー | 6軸検出システムを内蔵した新コントローラー |
| 互換性 | PlayStation と PlayStation 2 のソフトを遊べる |
北米の価格は 20GB 版が499ドル、60GB 版が599ドル、カナダでは549カナダドルと659カナダドルだった。日本では、SCE が2006年9月22日に、20GB 版にも HDMI 出力を標準で付けたうえで新たな希望小売価格49,980円(税込)で売ると発表している。
欧州の延期 ── 青紫色レーザーダイオード
予定が崩れたのは欧州だった。The Register の2006年9月6日の記事によれば、ソニーは、ソニーグループ内での青紫色レーザーダイオードの量産スケジュールが遅れ、主要部品を予定どおり調達できないとして、欧州・ロシア・中東・アフリカ・オーストラリアなどでの発売を2006年11月17日から2007年3月へ延ばした。日本の11月11日と北米の11月17日は変わらず、2007年3月期の全世界出荷見通し600万台も据え置かれた。
Blu-ray の読み取りに使う青紫色のレーザーは、PS3 を DVD 世代の PS2 から分ける部品そのものだった。新しい光ディスクを載せたことが、欧州では発売を4か月遅らせる原因にもなったことになる。
欧州版はさらに中身も変わった。SCEE は2007年2月23日、3月23日に発売する欧州の PS3 は新しいハードウェア仕様を使うと発表した。60GB のハードディスク、Wi-Fi、SIXAXIS ワイヤレスコントローラーを備える一方、互換はハードウェアとソフトウェアのエミュレーションの組み合わせで実現し、初代 PlayStation のソフトには幅広く、PS2 のソフトには限られた範囲だけに対応するとした。SCEE は、今後は PS2 互換よりも PS3 専用のゲームと機能の開発に力を振り向けると説明している。
PlayStation Network
SIE の企業年表と公式年表によれば、PlayStation Network は PS3 の発売と同じ2006年11月に始まった。公式年表は、これを PS2 のオンラインへの最初の一歩を発展させたものと位置づけ、2008年4月には PS3 本体の中で動く PlayStation Store が加わったとしている。
SCEI は2007年1月16日、PS3 の日本での累計出荷が同日に100万台に達したと発表した。同じリリースは、日本と北米での発売から2か月で全世界200万台に達し、歴代の PlayStation で最も速いペースだったとしている。日本と北米をあわせて50万人以上がオンラインに接続していたという数字も、このリリースに含まれる。いずれも SCEI 自身の数字である。
小さく、安く
PS3 は世代の途中で2度、大きく作り直された。SIE の公式年表によれば、2009年に小型・軽量で消費電力の少ないモデルが出て、正式名ではないものの「Slim」と呼ばれた。2012年9月19日には、SCE がさらに小さい新モデルを発表している。このプレスリリースは、最初の 60GB 版と比べて体積と重さが半分以下になったとし、日本では 500GB 版を29,980円、250GB 版を24,980円(いずれも税込)とした。発売時の 20GB 版の49,980円と比べると、6年で2万円安くなっている。
累計と、その後
| 時点 | 全世界の累計販売 | 出典 |
|---|---|---|
| 2013年11月2日 | 8,000万台 | SCE プレスリリース(2013年11月6日) |
| 2017年3月31日 | 8,740万台以上 | SIE の企業データ |
SIE の公式年表は、PS3 が全世界で8,700万台以上を売ったとしている。前世代の PS2 の1億6,000万台以上には届かなかった。
後継の PlayStation 4 は北米で2013年11月15日に発売され、日本は翌2014年2月22日と、PS3 とは逆に日本が後になった。同じ2006年11月には、任天堂の Wii が北米で11月19日に発売されており、北米では PS3 の2日後だった。
ゲーム機全体の流れは ゲーム機の年表 を参照。
よくある質問
- PS3 の発売日はいつですか。
- 日本が2006年11月11日、北米が2006年11月17日です。欧州・中東・アフリカ・オーストラリアは2007年3月23日でした。日本が最初の発売地域です。
- PS3 の発売時の価格はいくらでしたか。
- 北米では 20GB 版が499ドル、60GB 版が599ドルでした(カナダは549カナダドルと659カナダドル)。日本の 20GB 版は2006年9月22日に HDMI 端子の標準搭載とあわせて希望小売価格49,980円(税込)と発表されました。
- PS3 の欧州発売はなぜ遅れたのですか。
- ソニーは2006年9月、ソニーグループ内での青紫色レーザーダイオードの量産が遅れ、主要部品の調達が間に合わないとして、欧州などの発売を2006年11月17日から2007年3月に延ばしました。日本と北米の日付は変わりませんでした。
- PS3 は PS2 のソフトを遊べましたか。
- 日本と北米の発売時の発表では、PlayStation と PlayStation 2 のソフトを遊べるとされていました。2007年3月の欧州版は新しいハードウェア仕様で、初代 PlayStation のソフトは幅広く、PS2 のソフトは限られた範囲だけに対応すると発表されています。
出典
日本・北米・欧州の発売日、PlayStation Network(2006年11月)、薄型(2009年)・より薄型(2012年)
一次資料PLAYSTATION 3 Launches on November 17, 2006 in North America — SCEA press release, May 8, 2006
北米価格(20GB 499ドル、60GB 599ドル)
欧州発売日2007年3月23日と、PS2 互換を限定した欧州仕様
二次資料Sony delays PS3 — The Register, Sep 6, 2006
青紫色レーザーダイオードの量産遅れによる欧州延期
最終更新: