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PlayStation 2 ── DVD を再生するゲーム機

メタデータ
- 日付
- 年代
- 2000s
- Tier
- T1
- 参照年表
- ゲーム機・ゲーム技術の歴史
- 出典数
- 12
- 関連項目
- 00
- Tags
- #consumer
PlayStation 2(PS2)の日本での発売日は2000年3月4日、標準価格は39,800円だった。北米では7か月あまり後の2000年10月26日に299ドル(カナダは449カナダドル)で、欧州では2000年11月24日に発売されている。最初に売り出されたのは日本で、北米の発売はその236日後だった。日本の発売日と価格は、前年の1999年9月13日に発表されていた。
| 地域 | 発売日 | 価格 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 2000年3月4日 | 39,800円 | SIE「PlayStation History」、PC Watch(1999年9月13日) |
| 北米 | 2000年10月26日 | 299ドル(カナダ449カナダドル) | SIE「PlayStation History」、SCEA プレスリリース |
| 欧州 | 2000年11月24日 | ── | SIE「PlayStation History」、SCEE プレスリリース |
同じ世代の競合を並べると、セガの ドリームキャスト は日本で1998年11月に先行しており、Microsoft の Xbox は北米で2001年11月に後から来た。PS2 はその間に入り、まず日本で、次に北米と欧州で年末商戦を迎えた。
1999年9月13日の発表
PC Watch の1999年9月13日の記事によれば、SCE はこの日、PS2 を2000年3月4日に39,800円で発売すると発表し、仕様も公表した。
| 項目 | 発表された内容 |
|---|---|
| CPU | 128bit の Emotion Engine、294.912MHz |
| メインメモリ | Direct RDRAM 32MB |
| 描画 | Graphics Synthesizer |
| 映像ディスク | DVD-Video の再生に対応 |
| 互換性 | 販売中のすべての PlayStation 用ソフトが遊べる |
| 端子 | USB ×2、IEEE 1394(i.LINK)×1、PC カードスロット(Type III)×1 |
SIE の公式年表は、Emotion Engine という名は当時としては写実的な映像を生み出せる能力に由来し、それぞれ役割の決まった8つのユニットで構成されていたと説明している。
DVD プレーヤーとしての PS2
PS2 を前世代機と分けた最大の要素は、ソフトの媒体に DVD-ROM を使い、市販の DVD ビデオもそのまま再生できたことだった。DVD という規格そのものは 1996年に日本で始まっていた が、2000年の時点で専用プレーヤーはまだ安くなかった。
ファミ通は発売20周年の記事で、PS2 は安価な DVD プレーヤーとしても受け止められ、DVD 自体の普及にも大きく寄与したと振り返っている。SIE の公式年表も、2000年までに DVD は家庭で映画を観る方法として最も望まれるものになっていたと書き、最先端のゲーム、DVD 再生、オンライン機能、初代 PlayStation との互換をまとめた点を発売時の魅力として挙げている。
初代との互換は、ゲーム機の世代交代に付きものの「買い替えたら手持ちのソフトが遊べない」問題を避ける設計でもあった。北米発売時のプレスリリースは、800本以上の初代 PlayStation ソフトと互換があるとうたっている。
北米 ── 50万台で始まった
Sony Computer Entertainment America(SCEA)は2000年10月26日付のプレスリリースで、PS2 が北米全域で発売されたと発表した。見出しは、これを家電製品として史上最大の発売だと自ら位置づけるもので、あくまで SCEA 自身の表現である。リリースが挙げた数字は次のとおり。
- 小売店への初回出荷は50万台。年末商戦のあいだは平均で毎週約10万台を追加出荷する
- 発売日に買えるソフトは26本、2000年末までに50本以上
- 299ドルの本体には DUALSHOCK 2 コントローラーとケーブル類が付属
- 将来のブロードバンド接続に向け、ハードディスク用のベイを備える
日本の発売日には、ファミ通によれば10本のソフトが同時に発売されている。北米の26本は、日本発売から7か月の間に増えたソフトの蓄積でもあった。
オンライン対応と薄型化
SIE の公式年表によれば、PS2 のオンラインゲームは2001年、別売の Network Adaptor によって始まった。発売当初の本体は、ネットワーク機能を周辺機器に任せる設計だったことになる。
2004年9月21日、SCE は薄型の新モデル SCPH-70000 を発表した。プレスリリースによれば、発売は北米と欧州が2004年11月1日、日本が11月3日。内部の体積は75%減り、重さは半分、厚さは7.8cm から2.8cm になった。Ethernet 端子が本体に組み込まれ、北米向けは、北米で PS2 をオンラインにつなぐ利用者の約40%がアナログモデムを使っていることを理由に、モデム端子も備えた。
出荷台数の推移
| 時点 | 全世界の累計 | 出典 |
|---|---|---|
| 2004年1月13日 | 7,000万台超 | SCEI プレスリリース(2004年1月14日) |
| 2006年3月末 | 1億300万台超 | SCEE プレスリリース(2006年5月8日) |
| 2007年1月 | 1億1,000万台超 | SCEI プレスリリース(2007年1月16日) |
| 最終 | 1億6,000万台以上 | SIE の企業データ |
2004年1月のリリースで SCEI は、PS2 が初代 PlayStation の1.6倍の速さで出荷を伸ばし、発売から3年10か月で7,000万台に達したと書いている。いずれもソニー自身の数字である。
終わり ── 2012年12月28日
Game*Spark によれば、SCE は2012年12月28日に PS2 の日本国内での出荷を終えた。発売から12年10か月近く、後継の PlayStation 3 が出てからも6年以上、PS2 は売られ続けたことになる。報道の時点で示された全世界の累計は1億5,000万台以上だったが、現在 SIE が企業データとして公表している数字は1億6,000万台以上である。
比較のために挙げると、任天堂 IR は ニンテンドーDS の累計を1億5,402万台としている。どちらも各社が自ら公表した数字だが、SIE の示す PS2 の数字はこれを上回る。
初代の経緯は PlayStation(初代) を、ゲーム機全体の流れは ゲーム機の年表 を参照。
よくある質問
- PS2 の発売日はいつですか。
- 日本では2000年3月4日に標準価格39,800円で発売されました。北米は2000年10月26日(299ドル、カナダ449カナダドル)、欧州は2000年11月24日です。日本が最初の発売地域でした。
- PS2 で DVD は見られましたか。
- はい。1999年9月13日の発表時点で DVD-Video の再生が仕様に含まれており、北米版の発売時のプレスリリースも DVD 映画と音楽 CD の再生をうたっています。DVD プレーヤーが高価だった当時、PS2 は手の届く DVD プレーヤーとしても買われました。
- PS2 で初代 PlayStation のソフトは遊べましたか。
- 遊べました。1999年の発表時に、当時販売中のすべての PlayStation 用ソフトが遊べるとされ、北米発売時のプレスリリースは800本以上の初代 PlayStation ソフトとの互換をうたっています。
- PS2 は何台売れましたか。
- ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は1億6,000万台以上としています。日本国内の出荷は2012年12月28日に終了しました。
出典
日本・北米・欧州の発売日、Emotion Engine、DVD 再生、2001年のネットワークアダプタ、2004年の薄型、1億6,000万台以上
北米価格299ドル・449カナダドル、出荷50万台、26本の同時発売ソフト、800本以上の互換
二次資料「プレイステーション2」DVD-Videoも再生できて39,800円 — PC Watch、1999年9月13日
日本の発売日と価格の発表、Emotion Engine 294.912MHz、32MB Direct RDRAM、端子構成、PlayStation 互換
一次資料PlayStation 2 Gets Stunning New Look — SCEI press release, Sep 21, 2004
薄型 SCPH-70000 の発売日(北米・欧州11月1日、日本11月3日)と寸法
PS2 の欧州デビュー(2000年11月24日)と、2006年3月末までの出荷(SCEE 地域3,800万台超、全世界1億300万台超)
二次資料【今日は何の日?】PS2、発売20周年。安価なDVDプレイヤーとしてDVDの普及にも貢献し、1億5000万台以上売れたハード — ファミ通.com
同時発売10本、DVD 普及への寄与
一次資料Dedicated Video Game Sales Units — Nintendo IR
比較に用いたニンテンドーDS の累計1億5,402万台
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