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Windows Vista ── 二段階で出た XP の後継
メタデータ
- 日付
- 年代
- 2000s
- Tier
- T1
- 参照年表
- OSの歴史 · Microsoftの歴史
- 出典数
- 07
- 関連項目
- 03
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Windows Vista の発売日は二つあり、どちらも正しい。ボリュームライセンス契約を持つ企業顧客向けの提供開始が2006年11月30日、個人と、ボリュームライセンス契約を持たない組織向けの発売が2007年1月30日である。一般に「発売日」と言うときは後者を指す。この日、Vista は70カ国以上・19言語で、3万9千を超える小売店とオンラインで売り出され、日本語版も同じ日に発売された。日本は第一陣に含まれていた。
開発はそれより前に終わっていた。INTERNET Watch によれば、Microsoft は2006年11月8日に Vista の RTM(製造工程向けリリース)を発表している。9月に RC1、10月に RC2 を出した後のことだった。
二段階の発売
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2006年9月〜10月 | 製品候補版 RC1・RC2 |
| 2006年11月8日 | RTM |
| 2006年11月30日 | ボリュームライセンスで企業向け提供開始(タイムズスクエアの NASDAQ MarketSite で発表) |
| 2007年1月29日 | ニューヨークで一般向け発売の祝賀イベント |
| 2007年1月30日 | 日本を含む世界で一般向け発売 |
なぜ二段階なのか。11月の発表は、ボリュームライセンスで Windows を買い、何か月も前から導入を計画する企業向けのものだった。Steve Ballmer は Vista、2007 Microsoft Office system、Exchange Server 2007 の企業向け提供をまとめて発表し、Microsoft はこれを同社史上最も重要な製品発表と呼んだ。主力製品の同時リリースは、10年以上前の Windows 95 と Office 95 以来だという。
Microsoft は、顧客の作業を観察させてもらった利用セッションが10億回を超え、ベータ版のダウンロードが500万を超えたと説明した。Ballmer は、2007年末までに2億人以上が新製品のいずれかを使うようになるとの見通しを示した。いずれも Microsoft の数字と予測である。
一般向け発売
2007年1月29日、Bill Gates がニューヨークの祝賀イベントで Vista を紹介し、翌日から店頭に並んだ。Microsoft のリリースによれば、規模は70カ国以上、19言語(年末までに99言語の予定)、3万9千を超える小売店。Vista で動く機器・周辺機器はすでに150万種類以上あり、うち2,500種類以上が「Certified for Windows Vista」の認定を受けていたという。
Microsoft が前面に出したのは家庭向けの機能だった。グラフィックを強化して作り直した画面、写真・音楽・動画を作って共有する道具、子どもの PC とインターネットの利用を管理する保護者による制限(Parental Controls)、スパイウェア対策の Windows Defender などである。
日本も同じ日に
日本語版も同日に発売された。ITmedia によれば、マイクロソフトは1月30日に Vista と 2007 Office system の日本語版の一般向け発売を発表し、パートナー企業41社が Vista 向けに計45のサービスを順次提供するとした。同記事は、2001年11月16日の Windows XP 日本語版から約5年2カ月ぶりの新版であり、OS とオフィススイートの一般向け同時発売は Windows 95 と Office 95 以来12年ぶりだと書いている。
日本語版パッケージの参考価格(通常版)は発売前に公表されていた。
| エディション | 対象 | 参考価格(通常版) |
|---|---|---|
| Windows Vista Ultimate | すべての機能を含む | 51,240円 |
| Windows Vista Business | 企業ユーザー | 39,690円 |
| Windows Vista Home Premium | 家庭向けの高機能版 | 31,290円 |
| Windows Vista Home Basic | 家庭向けの基本版 | 27,090円 |
「Vista Capable」
最も長く尾を引いた論争は、発売前に始まっていた。2006年の年末商戦で PC の需要が落ち込むのを避けることも理由の一つとして、Microsoft と PC メーカーは一部の XP 搭載機に 「Windows Vista Capable」 のラベルを貼り、より高性能な機種には 「Premium Ready」 と表示した。
訴訟は、「Capable」の表示が誤解を招くと主張した。そうした PC の多くは、Aero インターフェースを含む Vista の全機能を動かすだけの性能を持たないという理由である。訴訟は2008年2月に集団訴訟として認められ、審理の過程で Microsoft・PC メーカー・半導体メーカーの間で販売計画に疑問を呈するメールが大量に公開された。AP によれば、その一部は、Microsoft が Intel の特定のチップ系列を含めるために「Vista Capable」の基準を下げたことを示していた。2009年2月、Marsha Pechman 判事は集団訴訟の認定を取り消した。原告は Microsoft が需要を人為的に膨らませたことを立証できなかったと判断する一方、メールは表示が消費者を欺きうるかについて十分な疑問を投げかけているとして、個人が訴える道は残した。
争点は、Vista の全機能と、それに対応すると称して売られた PC の性能との間の溝だった。
その後
次の版では、ハードウェアの継続性が一つの主題になった。Microsoft は2008年10月に Windows 7 を初めて公開した際、Windows Vista と同じハードウェア・アプリケーション・デバイスドライバと互換性を持つよう設計していると説明した。Windows 7 の発売は2009年10月22日で、Vista の一般向け発売から3年たたないうちのことだった。
Microsoft のライフサイクル情報によれば、Vista のメインストリームサポートは2012年4月10日、延長サポートは2017年4月11日に終了した。
全体の流れは Microsoft の年表と OS の年表、企業については Microsoft を参照。
よくある質問
- Windows Vista はいつ発売されましたか。
- 個人向けと、ボリュームライセンス契約を持たない組織向けの発売は2007年1月30日です。それに先立ち、2006年11月30日にボリュームライセンスの企業顧客向けの提供が始まっています。開発完了(RTM)は2006年11月8日でした。
- 日本で Windows Vista が発売されたのはいつですか。
- 日本語版の一般向け発売も2007年1月30日で、世界と同じ日でした。日本語版の Windows の新版は、2001年11月16日の XP 以来約5年2カ月ぶりでした。
- Windows Vista の日本での価格はいくらでしたか。
- 公表された参考価格(通常版)は Ultimate が51,240円、Business が39,690円、Home Premium が31,290円、Home Basic が27,090円でした。
- Windows Vista のサポートはいつ終わりましたか。
- Microsoft のライフサイクル情報では、メインストリームサポートが2012年4月10日、延長サポートが2017年4月11日に終了しています。
出典
1月30日の一般発売、70カ国以上・19言語・3万9千店
二次資料Windows Vistaの開発が完了、一般向け発売日は2007年1月30日 — INTERNET Watch, 2006年11月9日
11月8日の RTM と日本語版の参考価格
二次資料PCはライフスタイルの中心へ ── Windows Vista発売 — ITmedia PC USER, 2007年1月30日
日本語版の同日発売、XP から約5年2カ月
最終更新: