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Windows 8 ── タブレットに賭けてスタートボタンを外した Windows
メタデータ
- 日付
- 年代
- 2010s
- Tier
- T1
- 参照年表
- OSの歴史 · Microsoftの歴史
- 出典数
- 09
- 関連項目
- 02
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Windows 8 の発売日は2012年10月26日(金)である。Microsoft は前日の10月25日にニューヨークで発表イベントを開き、26日の各地現地時間午前0時1分から、140を超える市場・37言語でダウンロード販売を始めた。店頭と新しい PC でも同日に発売されている。日本は第一陣だった。Microsoft のリリースは販売店の例として日本のヤマダ電機を挙げており、秋葉原では13店が26日0時に深夜販売を行った。
開発は2012年8月1日に完了していた。この日 Microsoft は RTM(製造工程向けリリース)を発表し、PC メーカーに10月26日の一般発売に向けた製品準備を始めさせた。
発売の概要
| Windows 8 の発売 | |
|---|---|
| RTM | 2012年8月1日 |
| 発表イベント | 2012年10月25日、ニューヨーク |
| 発売 | 2012年10月26日(日本も同日) |
| 規模 | 140以上の市場、37言語 |
| 店頭のエディション | Windows 8、Windows 8 Pro(大企業向けに Enterprise) |
| 同時投入 | ARM タブレット向けの Windows RT、Microsoft Surface |
| 新しい PC・タブレット | 認定機種1,000以上(Microsoft の集計) |
| 米国のアップグレード特価 | Windows 8 Pro のダウンロード版が39.99ドル(2013年1月末まで) |
タブレットのための Windows
Windows 8 は、タブレットに対する Microsoft の答えだった。中心に据えたのは、ライブタイルを並べたタッチ向けのスタート画面で、これが従来のスタートメニューに代わって操作の起点になった。同じ日に、全画面の新しいアプリを配る Windows ストアも開いた。Internet Explorer 10 はタッチ向けに作り直され、クラウドストレージの SkyDrive も組み込まれた。
同時に、新しい系統の Windows RT も登場した。主流の PC が使う Intel や AMD の x86 プロセッサではなく、ARM プロセッサを積んだタブレットで動く版である(二つの命令セットの違いは用語集の ARM と x86 を参照)。Windows RT は新しい機器にプリインストールされる形でのみ提供され、Office 2013 を含むほかは Windows ストアのアプリだけを動かした。Microsoft 自身のタブレット Surface も発売時の機器に含まれていた。Steve Ballmer は、Windows 8 は PC とタブレットの長所を一つにまとめるものだと述べた。
アップグレード価格
既存の PC 向けには、低い価格で移行を促した。
- Windows XP・Vista・Windows 7 の PC から Windows 8 Pro へのダウンロード版アップグレードを、2013年1月末まで推定小売価格 39.99ドルで提供
- 2012年6月2日から2013年1月31日までに買った対象の Windows 7 PC は 14.99ドル
日本では、AKIBA PC Hotline! によれば、XP〜7 のアップグレード元ライセンスがあればダウンロード版で 3,300円でアップグレードできた。
真夜中の秋葉原
AKIBA PC Hotline! は、Windows 7 以来3年ぶりの新版である Windows 8 が26日0時に発売されたと伝えている。秋葉原では恒例の深夜販売を13店が実施し、大手では1店あたり200人以上が来店したとされ、平日の深夜にもかかわらずカウントダウンの時間には通りが歩けないほど混雑した。同記事は Windows 8 の変化として、タッチ操作向けの新しい画面や新アプリへの対応を挙げ、Windows 7 と比べた見た目の大きな違いとしてスタートボタンの廃止を挙げている。
スタートボタン
この廃止が、Windows 8 の物語になった。Computerworld は2013年5月、Windows 95 以来 Windows の中心にあったスタートボタンの不在が、Windows 8 への批判の多くが集まる焦点になっていると書いた。不満は最初の一般向けプレビューの前から続いていたという。Microsoft 自身の Office を含め、主にデスクトップのプログラムで仕事をする利用者は、起動するたびにタイルの画面に放り込まれた。
Microsoft が最初に出した販売の数字は、それ自体は強かった。発売1か月後、Windows 部門の財務とマーケティングを率いた Tami Reller は、4千万ライセンスを売り、同じ時期の Windows 7 を上回るペースだと述べた。ただし Reuters が指摘したとおり、その大半は PC メーカーへの販売で、4千万人が使っているという意味ではなかった。
2013年6月の開発者会議 Build で Microsoft は Windows 8.1 を披露し、Ballmer は「pushed too boldly with Windows 8」(Windows 8 では大胆に押し進めすぎた)と述べた。スタートボタンが戻ることになった ── ただし開くのは昔のメニューではなく、スタート画面である。Windows 8.1 は2013年10月17日に Windows ストアから無償更新として配信が始まり、Microsoft の告知はスタートボタンが戻ったことを明記した。起動時にスタート画面ではなくデスクトップを表示する選択肢も加わった。
サポート
Microsoft のライフサイクル情報によれば、Windows 8 そのもののサポートは2016年1月12日に終了し、Windows 8.1 は別に扱われた。Windows 8.1 の延長サポートは2023年1月10日に終了している。
Windows 8 の後継は2015年の Windows 10 で、そのサポート終了は Windows 10 のサポート終了で扱っている。全体の流れは Microsoft の年表と OS の年表、企業については Microsoft を参照。
よくある質問
- Windows 8 はいつ発売されましたか。
- 発売は2012年10月26日(金)で、各地の現地時間午前0時1分からダウンロード販売が始まりました。前日の10月25日にニューヨークで発表イベントが開かれ、RTM は同年8月1日でした。
- 日本で Windows 8 が発売されたのはいつですか。
- 日本でも2012年10月26日で、世界と同じ日です。秋葉原では26日0時に13店が深夜販売を行いました。
- Windows 8 へのアップグレードはいくらでしたか。
- 2013年1月末まで、Windows XP・Vista・7 の PC から Windows 8 Pro へのダウンロード版アップグレードが推定小売価格39.99ドルで提供されました。2012年6月2日から2013年1月31日までに買った対象の Windows 7 PC は14.99ドルでした。日本ではダウンロード版のアップグレードが3,300円で売られました。
- Windows 8 でスタートボタンはどうなりましたか。
- Windows 8 は従来のスタートボタンを廃し、タッチ向けのスタート画面に置き換えました。2013年10月17日に無償更新として配信が始まった Windows 8.1 でスタートボタンが復活し、起動時にデスクトップを直接表示する選択肢も加わりました。
出典
一次資料Windows 8 Arrives — Microsoft News Center, Oct 25, 2012
10月26日発売、140市場・37言語、アップグレード価格、Windows RT
一次資料Windows 8.1 Now Available — Windows Experience Blog, Oct 17, 2013
スタートボタンの復活とデスクトップ起動
二次資料Windows 8が深夜発売、通りギッシリの大盛況 / 最安3,300円でアップグレード — AKIBA PC Hotline!, 2012年10月27日
日本での10月26日0時の発売、スタートボタン廃止
二次資料Microsoft Says It Will Bring Back the 'Start' Button for Windows — CNBC, Jun 26, 2013
Build 2013 での Ballmer の発言とスタートボタンの復活
最終更新: