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Bluetooth 1.0 ── Ericsson 発、青歯王の名を持つ近距離無線

デンマーク・イェリングにあるハーラル青歯王のルーン石碑
出典Szilas (Wikimedia Commons) · CC0 · Commons で見る ↗

メタデータ

日付
年代
1990s
Tier
T1
出典数
06
関連項目
02
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Bluetooth はいつ生まれたのか。 技術の源流はスウェーデン・ルンドの Ericsson にあり、米国発明家殿堂によれば、同社の Jaap Haartsen が後に Bluetooth と呼ばれる方式の構想を練り始めたのは 1994年である。1998年5月に Ericsson・IBM・Intel・Nokia・東芝の5社が業界団体 Bluetooth SIG として計画を公表し、仕様の最初の版 Bluetooth 1.0 は 1999年7月26日 に公開された。名前は10世紀にデンマークとノルウェーを統一した王、ハーラル「青歯王」に由来する。

年表

時期出来事
1989年Wikipedia によれば、Ericsson Mobile の CTO、Nils Rydbeck が無線ヘッドセットを目的に「近距離リンク」無線の開発を始める
1994年Haartsen がのちの Bluetooth となる方式の構想を始める
1996年Bluetooth SIG によれば、Intel・Ericsson・Nokia の3社が標準化の計画のために会合。Intel の Jim Kardach が仮の名として「Bluetooth」を提案
1998年5月20日5社が「Bluetooth」というコード名の技術を公表。2.45GHz の ISM 帯を使う
1999年7月26日Bluetooth 1.0 仕様を公開。加盟企業は850社超
2001年Wikipedia によれば、Ericsson R520m が最初に市販された Bluetooth 携帯電話に

Ericsson で生まれた近距離無線

米国発明家殿堂の紹介によれば、Haartsen はオランダのデルフト工科大学で博士号を取り、1991年に米国の Ericsson に入社、1993年にスウェーデン・ルンドの携帯電話部門に移って屋内無線通信に取り組んだ。与えられた課題は、携帯電話に機能を加えて新たな売上を生む近距離無線接続の方式を見つけることだった。1994年、彼はさまざまな電子機器をつなぐ方式の構想を始めた。最初は有線の通話をより便利にする代わりの手段にすぎなかったという。

Wikipedia はもう少し前から書き起こしている。それによれば、開発を始めたのは1989年の Ericsson Mobile の CTO、Nils Rydbeck で、目的は無線ヘッドセットだった。Rydbeck は Tord Wingren に仕様を、Haartsen と Sven Mattisson に開発を任せ、本格的な設計と開発が1994年に始まった。

名前は「青歯王」

Bluetooth SIG の説明によれば、名前の由来はハーラル・「ブルートゥース」・ゴームソンという1,000年以上前の王である。王は958年にデンマークとノルウェーを統一したことと、青みがかった灰色の死んだ歯で知られ、それがあだ名になった。

1996年、Intel・Ericsson・Nokia の3社がこの短距離無線の標準化を計画するために集まったとき、Intel の Jim Kardach が Bluetooth を仮のコード名として提案した。Kardach は後にこう語っている。「King Harald Bluetooth…was famous for uniting Scandinavia just as we intended to unite the PC and cellular industries with a short-range wireless link.」(ハーラル青歯王はスカンジナビアを統一したことで有名だった。我々も近距離無線のリンクでパソコンと携帯電話の業界を一つにしようとしていた)。なお Wikipedia は、Kardach の提案を1997年としている。同じく Wikipedia によれば、Kardach は Gwyn Jones の『A History of the Vikings』に載っていたハーラル王のルーン石碑の写真を見て、この名を思いついた。

Bluetooth はマーケティング部門がもっと格好いい名前を考えるまでの仮置きのはずだった。正式名の候補は RadioWire と PAN(Personal Area Networking)で、PAN が有力だったが、インターネット上ですでに数万件ヒットすることが分かった。RadioWire は発表までに商標調査が終わらず、残ったのが Bluetooth だった。名前はあっという間に業界に広まり、変えられなくなった。ロゴは、ハーラルの頭文字にあたる新フサルクのルーン文字2つ(ᚼ と ᛒ)を組み合わせた結合ルーンである。

1998年の公表

1998年5月20日の発表で、Ericsson・IBM・Intel・Nokia・東芝の5社は、コード名「Bluetooth」の技術を公表した。短距離の無線で音声とデータを送り、ケーブルなしでさまざまな機器を手早くつなげるという構想である。無線は世界中で使える2.45GHz の ISM 帯で動く。発表によれば、役割分担は次のとおりだった。

企業担当
Ericsson基本となる無線技術
東芝・IBMBluetooth をモバイル機器に組み込むための共通仕様
Intel半導体とソフトウェア
Nokia無線技術と携帯電話のソフトウェア

米国発明家殿堂によれば、Haartsen は SIG の設立で重要な役割を果たし、1998年から2000年まで無線インタフェースの仕様を担当するグループの議長を務めた。

Bluetooth 1.0(1999年7月26日)

1999年7月26日、創設5社は Bluetooth 1.0 仕様の公開を発表した。仕様は、設計仕様を定める「Foundation Core」と、相互接続の指針を示す「Foundation Profile」の2つの文書からなる。発表によれば、仕様の策定には200人を超える技術者が関わり、1998年5月の SIG 結成以来、850社を超える企業が加盟していた。製品は2000年に出る見込みとされた。調査会社 Dataquest は、2002年までにデジタル携帯電話の79%と2億台を超えるパソコンが Bluetooth を搭載すると予測していた。

Wikipedia によれば、基本の通信速度は毎秒1メガビット。米国発明家殿堂は、到達距離は最初の世代で約11ヤード(約10メートル)だったとしている。

その後

Wikipedia によれば、最初の Bluetooth 携帯電話は発売されなかった試作機 Ericsson T36 で、実際に店頭に並んだのは改良版の T39(2001年6月)だが、2001年第1四半期の Ericsson R520m がそれより早く市販された最初の Bluetooth 携帯電話である。

現在の Bluetooth SIG は、2種類の無線を説明している。2.4GHz 帯の79チャンネルを使い、主にワイヤレスオーディオに使われる Bluetooth Classic と、40チャンネルを使う低消費電力の Bluetooth LE である。LE は1対1の通信だけでなく、ブロードキャストやメッシュ、機器の位置測定にも使われている。

近距離無線のもう一つの柱については Wi-Fi に、携帯機器の流れは モバイルの年表 にある。Bluetooth を標準の機能に含めた携帯電話向けプラットフォームの例は Nokia の Symbian のページにある。

よくある質問

Bluetooth はいつ発明されたのですか。
Ericsson の Jaap Haartsen が後に Bluetooth となる方式の構想を始めたのが1994年です。1998年5月20日に Ericsson・IBM・Intel・Nokia・東芝の5社が公表し、最初の仕様 Bluetooth 1.0 は1999年7月26日に公開されました。
Bluetooth という名前の由来は何ですか。
958年にデンマークとノルウェーを統一した王ハーラル・ゴームソンのあだ名「青歯王」です。Intel の Jim Kardach が仮のコード名として提案し、パソコンと携帯電話の業界を一つにする意図を王の統一に重ねました。正式名の候補だった PAN と RadioWire が使えず、そのまま正式名になりました。
Bluetooth のロゴは何を表しているのですか。
ハーラル王の頭文字にあたる新フサルクのルーン文字2つ、ᚼ(Hagall)と ᛒ(Bjarkan)を組み合わせた結合ルーンです。
最初の Bluetooth 製品は何でしたか。
Wikipedia によれば、最初の Bluetooth 携帯電話は発売されなかった試作機 Ericsson T36 で、2001年第1四半期の Ericsson R520m が最初に市販された Bluetooth 携帯電話です。1999年の仕様公開の時点では、製品は2000年に出る見込みとされていました。

出典

  1. 一次資料Bluetooth Special Interest Group Announces Release of the Bluetooth 1.0 Specification — Intel press release, July 26, 1999

    1.0 仕様の公開、Foundation Core と Foundation Profile、200人超の技術者、850社超の加盟、2000年の製品見込み、Dataquest の予測

    取得日: 2026-10-05

  2. 一次資料Telecommunications And PC Technology Leaders Join To Deliver Enhanced Wireless Communications Solutions — Intel press release, May 20, 1998

    5社による公表、コード名 Bluetooth、2.45GHz ISM 帯、各社の役割

    取得日: 2026-10-05

  3. 一次資料The Bluetooth origin — Bluetooth SIG

    ハーラル王の由来、1996年の会合と Kardach の提案と発言、PAN と RadioWire、ルーンのロゴ

    取得日: 2026-10-05

  4. 一次資料Bluetooth Technology Overview — Bluetooth SIG

    取得日: 2026-10-05

  5. 二次資料Jaap C. Haartsen — National Inventors Hall of Fame

    Haartsen の経歴、1994年の構想開始、SIG での役割、初代の到達距離約11ヤード

    取得日: 2026-10-05

  6. 三次資料Bluetooth — Wikipedia

    取得日: 2026-10-05

最終更新:

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