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ニンテンドー3DS ── 裸眼3D と、半年での値下げ

メタデータ
- 日付
- 年代
- 2010s
- Tier
- T1
- 参照年表
- ゲーム機・ゲーム技術の歴史
- 出典数
- 09
- 関連項目
- 01
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ニンテンドー3DS の日本での発売日は2011年2月26日、価格は25,000円(税込)だった。欧州は2011年3月25日、北米は2011年3月27日(249.99ドル)に続いた。最初に発売されたのは日本で、北米より1か月早い。任天堂 IR の資料も、3DS の最初の発売を2011年2月26日・日本としている。
| 地域 | 発売日 | 発売時の価格 | 値下げ後 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 2011年2月26日 | 25,000円(税込) | 15,000円(8月11日から) | 任天堂 IR |
| 欧州 | 2011年3月25日 | 小売店ごと | 約3分の1の値下げ | Engadget、Game Developer |
| 北米 | 2011年3月27日 | 249.99ドル | 169.99ドル(8月12日から) | 米国任天堂 |
ニンテンドーDS は北米が日本より先だったが、3DS では日本が先に戻った。そして発売から半年足らずで、任天堂は大幅な値下げに踏み切ることになる。
発表から発売まで
任天堂は2010年3月23日、メガネなしで3D 表示を楽しめる携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」(仮称)を2011年3月期中に発売すると発表した。ニンテンドーDS シリーズの後継で、DSi 用を含む DS のソフトも遊べるとし、詳細は6月15日からの E3 で示すとした。
日本の発売日と価格は2010年9月29日に発表された。任天堂 IR のリリースが示した主な仕様は次のとおりである。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 上画面 | 3.53インチのワイド液晶。特別なメガネなしで立体視でき、解像度は800×240ドット(片目あたり400ドット) |
| 下画面 | 3.02インチのタッチスクリーン、320×240ドット |
| 3D の調節 | スライダーで立体の強さを変えたり、オフにしたりできる |
| カメラ | 内側1つ、外側2つ(各30万画素)。外側の2眼で3D 写真を撮れる |
| 入力 | スライドパッド(360度のアナログ入力)、モーションセンサー、ジャイロセンサー、マイク |
| 通信 | 2.4GHz 帯の無線。IEEE 802.11(WPA/WPA2 対応) |
| すれちがい通信 | スリープ中にほかの3DS と自動でデータを交換 |
| いつの間に通信 | スリープ中にアクセスポイントから情報やソフトを自動で受け取る |
| 互換性 | ニンテンドーDS と DSi のソフト |
| 付属品 | 2GB の SD カード、AR カード6枚、充電台 |
北米と欧州の日付は2011年1月19日、ニューヨークとアムステルダムで同時に発表された。米国任天堂のプレスリリースは、北米を3月27日、249.99ドルとし、米国外の価格は各市場で決めるとした。任天堂の欧州法人は3月25日を発売日とした。
2011年7月28日 ── 25,000円から15,000円へ
発売から5か月後の2011年7月28日、任天堂は日本の希望小売価格を8月11日から25,000円(税込)から15,000円(税込)に改めると発表した。理由は、ソフトがそろう年末商戦に向けて3DS の普及に弾みをつけるためとされ、海外でも7〜9月の四半期中に、日本とは異なる幅と時期で値下げするとした。同じリリースは、『スーパーマリオ3Dランド』を11月に、『マリオカート7』を12月に発売するとも告げている。
同じ日、任天堂は2012年3月期の業績予想を下方修正した。営業利益の予想は1,750億円から350億円へ下がり、理由には円高と販売の状況に加えて、3DS の値下げの決定が挙げられている。
米国任天堂は、北米の価格を8月12日から169.99ドルとした。Game Developer によれば、任天堂の欧州法人は欧州でも約3分の1の値下げになるとしている。
アンバサダー・プログラム
値下げは、発売直後に定価で買った人を不利にする。任天堂は同じ日、社長の岩田聡のメッセージを掲げ、早く買った利用者向けの「アンバサダー・プログラム」を用意した。メッセージで岩田は、「発売から半年も経過せずに、しかもこれほど大幅な値下げをしたことは、任天堂の過去の歴史にはありませんでした」と書き、最初に応援した利用者の信頼を損ないかねないと認めている。前例のない時期の値下げに踏み切ったのは、発売前と状況が大きく変わり、いま思い切った手を打たなければ多くの人に3DS を楽しんでもらう未来がつくれない可能性が高まったと判断したためだと説明した。
対象は、値下げの前に3DS をインターネットにつなぎ、ニンテンドーeショップに一度アクセスした人である。期限は日本では8月10日23時59分、北米では8月11日午後11時59分(米国東部時間)だった。米国任天堂のプレスリリースによれば、特典は次の2つである。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2011年9月1日から | ファミコン(NES)のバーチャルコンソールのソフト10本を無償で、一般向けの有料配信より先に配信 |
| 2011年末まで | ゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールのソフト10本。アンバサダー限定で、一般に配信する予定はないとされた |
ファミコンの10本には『スーパーマリオブラザーズ』や『ゼルダの伝説』が、ゲームボーイアドバンス の10本には『マリオカートアドバンス』や『メトロイドフュージョン』が含まれていた。米国任天堂社長の Reggie Fils-Aime は、値下げの狙いを "For anyone who was on the fence about buying a Nintendo 3DS, this is a huge motivation to buy now." と述べている。
7,594万台
任天堂 IR の地域別資料によれば、3DS LL(海外名 3DS XL)、ニンテンドー2DS、New ニンテンドー3DS などを含めた販売は次のとおりである。
| 区分 | 本体 | ソフト |
|---|---|---|
| 日本 | 2,526万台 | 1億3,964万本 |
| 米大陸 | 2,690万台 | 1億3,442万本 |
| その他 | 2,378万台 | 1億1,824万本 |
| 全世界 | 7,594万台 | 3億9,230万本 |
年度ごとの本体の販売(全世界)は次のとおり。
| 年度 | 本体(全世界) |
|---|---|
| 2011年3月期(発売〜2011年3月) | 361万台 |
| 2012年3月期 | 1,353万台 |
| 2013年3月期 | 1,395万台 |
| 2014年3月期 | 1,224万台 |
| 2015年3月期 | 873万台 |
値下げを含む2012年3月期から、本体は3年続けて1,200万台を超えた。それでも累計は、前の世代の DS(1億5,402万台)の半分に届いていない。地域の偏りは小さく、日本・米大陸・その他がほぼ3分の1ずつだった。
ゲーム機全体の流れは ゲーム機の年表 を、その後の任天堂のゲーム機は Nintendo Switch を参照。
よくある質問
- ニンテンドー3DS の発売日はいつですか。
- 日本では2011年2月26日に25,000円(税込)で発売されました。欧州は2011年3月25日、北米は3月27日(249.99ドル)です。最初に発売されたのは日本です。
- ニンテンドー3DS はいつ値下げされましたか。
- 任天堂は2011年7月28日に値下げを発表し、日本では8月11日から希望小売価格を25,000円から15,000円にしました。北米では8月12日から249.99ドルが169.99ドルになりました。日本の発売から半年足らずでした。
- 3DS のアンバサダー・プログラムとは何ですか。
- 値下げ前に3DS を買ってニンテンドーeショップに接続した人への特典です。北米では2011年9月1日からファミコン(NES)のソフト10本を無償で先行配信し、2011年末までにゲームボーイアドバンスのソフト10本を配信するとしました。GBA の10本はアンバサダー限定とされました。日本の登録期限は8月10日23時59分でした。
- ニンテンドー3DS は何台売れましたか。
- 任天堂 IR によれば、3DS LL や2DS、New ニンテンドー3DS などを含む本体の全世界販売は7,594万台、ソフトは3億9,230万本です。
出典
日本の発売日と価格、画面・カメラ・入力などの仕様
一次資料Notice of Financial Forecast and Dividend Forecast Modifications — Nintendo IR, July 28, 2011
値下げを理由の一つとした業績予想の下方修正
一次資料Consolidated Sales Transition by Region (XLSX) — Nintendo IR
最初の発売を2011年2月26日(日本)とし、地域別・年度別の販売を示す
北米の169.99ドルへの値下げと、アンバサダー・プログラムの内容
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