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ファミコン ディスクシステム ── 500円で書き換えるゲーム

ファミリーコンピュータ(赤と白の本体)の下に置いたディスクシステムのディスクドライブ
出典Evan-Amos · Public domain · Commons で見る ↗

メタデータ

日付
年代
1980s
Tier
T1
出典数
06
関連項目
01
Tags
#consumer

ファミリーコンピュータ ディスクシステムの発売日は1986年2月21日(金曜日)で、日本向けの製品だった(北米と欧州では発売されていない)。同じ日に『ゼルダの伝説』がディスクカードで出ている。本体価格は任天堂の公式ページに載っておらず、日本語版・英語版 Wikipedia はいずれも15,000円としている。ゲームの入ったディスクカードは、店頭の「ディスクライター」に持ち込めば500円(一部を除く)で別のソフトに書き換えられた。

項目内容出典
発売日1986年2月21日(金)任天堂
発売地域日本(北米版は予告されたが中止)英語版 Wikipedia
本体価格15,000円日本語版・英語版 Wikipedia
書き換え料金500円(一部を除く)任天堂
同時発売『ゼルダの伝説』ほか任天堂、ファミ通.com
書き換えサービスの終了2003年9月30日任天堂

ディスクシステムは単独のゲーム機ではなく、1983年に出た ファミリーコンピュータ に足す周辺機器である。それでも、ソフトの媒体と売り方を丸ごと変えようとした点で、本体の世代交代に近い試みだった。

何がつながっていたのか

任天堂の公式ページによれば、ディスクドライブ(型番 HVC-022)には RAM アダプタ(HVC-023)が付属した。RAM アダプタをファミコン本体のカセットコネクタに差し、そこから出るケーブルをディスクドライブの背面につなぐ。電源は単2形乾電池6本か、別売の専用 AC アダプタ(HVC-025)だった。

項目内容
ディスクドライブHVC-022。2.8インチのディスクドライブ
付属品RAM アダプタ(HVC-023)、RF 延長コード(HVC-026)
電源単2形乾電池6本(別売)または専用 AC アダプタ(HVC-025、別売)
大きさ・重さ幅150mm、奥行246mm、高さ73mm。電池を含めて約1,470g
容量ROM 式カセットの約3倍
セーブディスクカードに標準で搭載

容量について、任天堂は「約3倍」としか書いていない。日本語版 Wikipedia は両面で112KB(片面56KB)とし、ミツミ電機のクイックディスクを基にした媒体だと説明している。英語版 Wikipedia も同じ容量を挙げている。

書き換えるという売り方

ファミ通.com の2024年の回顧記事によれば、ディスクカードのソフトはロムカセットの半額ほどで、ディスクシステムは「ソフトは買う時代から、書き換える時代へ!」をうたい文句にしていた。電ファミニコゲーマーの記事は、当時のカセットが4,000〜6,000円ほどだったと書いている。

書き換えの仕組みは次のとおりである。任天堂によれば、デパートや玩具店、ファミコンショップにディスクライター(書換機)が置かれ、手持ちのディスクカードを500円(一部のソフトを除く)で別のソフトに書き換えられた。ファミ通.com は、店頭在庫が売り切れるということがない点も利点だったと説明している。

ディスクカードにはもう一つの使い道があった。ファミ通.com によれば、青いシャッターの付いたディスクカードでは、店頭の「ディスクファックス」でデータを任天堂に送り、ゲーム大会に参加できた。

ゼルダとメトロイド

同時発売の目玉は『ゼルダの伝説』で、任天堂の年表はこれをシリーズ第1作としている。ファミ通.com によれば、同時発売にはほかに『スーパーマリオブラザーズ』『ゴルフ』『テニス』『ベースボール』『サッカー』『麻雀』があった。ローンチに予定されていた『謎の村雨城』は2回延期され、4月の発売になった。

その後もディスクシステムでは、『メトロイド』『悪魔城ドラキュラ』『ファミコン探偵倶楽部』などが出ている。任天堂の年表によれば、1986年にはファミコンカセットが86タイトル、ディスクカードが34タイトル発売され、年間の発売タイトルが初めて100を超えた。

日本にとどまり、カセットに追い越された

英語版 Wikipedia によれば、北米での発売は1986年に予告されたが、1988年11月までに中止された。同じ記事は、ディスクの壊れやすさ、横行した海賊版、読み込みの遅さなどを問題として挙げている。

日本語版 Wikipedia は、カセットの側が追いついたことを衰退の理由として挙げている。1986年のうちに1メガビット、続いて2メガビットの ROM カセットが現れ、1987年には電池でセーブできるカセットも出た。ディスクの利点だった容量とセーブは、数年で特別なものではなくなった。

任天堂の年表は、スーパーファミコンで『ストリートファイターII』や『ドラゴンクエストV』が出た1990年代前半の項で、店頭での書き換えが終わり、ファミコンが徐々に役割を終えていったと書いている。ただし任天堂社内での書き換えは続き、任天堂の公式ページによれば、書き換えサービスは2003年9月30日に終了した。ファミコン本体の生産も同じ2003年まで続いている。

販売台数

任天堂の公式な販売台数は確認できなかった。日本語版 Wikipedia は任天堂のオンラインマガジンを出典に「400万台以上」とし、英語版 Wikipedia は約440万台としている。

その後の任天堂は、ディスクではなくカートリッジの容量を増やす道を選んだ。後継の スーパーファミコン は1990年11月21日に発売された。ゲーム機全体の流れは ゲーム機の年表 を参照。

よくある質問

ディスクシステムの発売日はいつですか。
1986年2月21日(金)に日本で発売されました。同じ日に『ゼルダの伝説』も発売されています。北米や欧州では発売されませんでした。
ディスクシステムの価格はいくらでしたか。
任天堂の公式ページには本体価格の記載がなく、日本語版・英語版 Wikipedia は15,000円としています。ディスクライターでの書き換えは500円(一部を除く)でした。
ディスクカードの書き換えサービスはいつ終わりましたか。
任天堂によれば2003年9月30日です。任天堂の年表は、店頭での書き換えが1990年代前半に終わったあとも、任天堂社内での書き換えが2003年まで続いたとしています。

出典

  1. 一次資料ディスクシステムとは? — 任天堂

    発売日、型番、RAM アダプタでの接続、ROM カセットの約3倍の容量とセーブ、500円の書き換え、2003年9月30日の終了

    取得日: 2026-10-22

  2. 一次資料ファミコン年表 — 任天堂

    『ゼルダの伝説』の同時発売、1986年のソフト数、1990年代前半の店頭書き換え終了、社内書き換えの2003年まで

    取得日: 2026-10-22

  3. 二次資料ファミコン ディスクシステムが発売された日。500円の書き換えサービスが安価で便利だった — ファミ通.com、2024年2月21日

    同時発売のソフト、ソフトがロムカセットの半額ほどだったこと、『謎の村雨城』の延期、ディスクファックス

    取得日: 2026-10-22

  4. 二次資料『ファミリーコンピュータ ディスクシステム』の発売日は1986年2月21日 — 電ファミニコゲーマー、2025年2月20日

    当時のカセットの価格帯(4,000〜6,000円)

    取得日: 2026-10-22

  5. 三次資料ファミリーコンピュータ ディスクシステム — Wikipedia

    本体価格15,000円、容量112KB、販売台数、衰退の理由

    取得日: 2026-10-22

  6. 三次資料Famicom Disk System — Wikipedia

    北米発売の中止、海賊版、約440万台

    取得日: 2026-10-22

最終更新:

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