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MacBook Air ── 光学ドライブを外した「世界で最も薄い」ノート

メタデータ
- 日付
- 年代
- 2000s
- Tier
- T1
- 参照年表
- 半導体・ハードウェアの歴史
- 出典数
- 07
- 関連項目
- 06
- Tags
- #apple#consumer#launch
初代 MacBook Air は、2008年1月15日(米国時間)にサンフランシスコの Macworld で発表された。日本の Apple のプレスリリースは翌16日付である。発表の時点では製品はまだ届いておらず、Apple は「2週間後に出荷」と告げ、1月30日に出荷開始を発表した。日本ではオンラインの Apple Store で発表直後から受注が始まったが、店頭に実機が並んだのは2月1日、Apple Store 銀座と渋谷での展示が国内初だった。その時点でも国内の出荷開始時期について Apple は「近日中」とだけ答えており、日本は第一陣ではなかった。
価格は米国で1,799ドル、日本で229,800円(税込)。Apple はこれを「世界で最も薄いノートブック」と呼んだ。これは Apple 自身の主張である。
発売までの日付
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2008年1月15日 | Macworld San Francisco で発表。出荷は2週間後と告知 |
| 2008年1月16日 | 日本法人がプレスリリース。日本の Apple Store で受注開始 |
| 2008年1月30日 | Apple が出荷開始を発表 |
| 2008年2月1日 | Apple Store 銀座・渋谷で展示開始(日本で初めて一般に公開) |
薄さと、そのために外したもの
発表資料の寸法は、最薄部0.16インチ(0.4cm)、最厚部0.76インチ(1.94cm)。ITmedia は重さを約1.36kgと伝えている。Steve Jobs はリリースの中で、フルサイズのキーボードと13インチのディスプレイを犠牲にせずに最も薄いノートを作った、と語った。
| 項目 | 初代 MacBook Air(発表時) |
|---|---|
| ディスプレイ | 13.3インチ LED バックライト、1280×800 |
| プロセッサ | Intel Core 2 Duo 1.6GHz(注文時に1.8GHz) |
| メモリ | 2GB |
| ストレージ | 1.8インチ HDD 80GB。注文時に64GB の SSD を選べる |
| 入力 | フルサイズのバックライトキーボード、マルチタッチのトラックパッド |
| 無線 | 802.11n Wi-Fi、Bluetooth 2.1 |
| 端子 | USB 2.0 ×1、ヘッドホン、micro-DVI |
| 光学ドライブ | なし(外付けの MacBook Air SuperDrive を別売り。米国99ドル、日本11,800円) |
| 価格 | 1,799ドル/229,800円(税込) |
この機種の判断で最も目立ったのは、光学ドライブを本体から外したことである。外付けの SuperDrive は本体の USB 端子から給電された。Apple は、iTunes Store から映画を無線で借りられ、Time Capsule に無線でバックアップでき、ほかの PC や Mac の光学ドライブを使って無線でソフトウェアをインストールできるので、多くの利用者には光学ドライブは要らなくなると説明した。端子は USB 2.0 が1つと、ヘッドホン、micro-DVI だけだった。トラックパッドは、ピンチ・回転・スワイプといった指の操作を受け付けた。
可動部の無いストレージは、この時点では高価なオプションだった。発表資料は64GB の SSD を、動く部品が無いので壊れにくいものとして紹介している。
日本での発売
日本では発表の翌日、1月16日に日本法人がリリースを出した。ITmedia の記者が同日朝に都内の Apple Store を訪ねると、MacBook Air は店頭に無く在庫も無かった。店のスタッフは、オンライン注文の出荷時期(2週間後)が目安になると話している。
実機の展示は2月1日に Apple Store 銀座と渋谷で始まり、銀座では1階に4台が並んだ。東京以外の店は物流の都合で翌日以降の予定だった。同じ日に、オンラインの Apple Store での出荷予定は2〜3週間と表示されていた。
その後の世代
初代の後の主な節目は次のとおり。
| 発表 | 変化 |
|---|---|
| 2010年10月20日 | 11インチと13インチの2サイズに。Apple は、機械式のハードディスクと光学ドライブをインターネットのサービスとフラッシュストレージで置き換える次世代ノートの最初の機種と位置づけた。米国価格は999ドルから |
| 2018年10月30日 | 13.3インチ Retina ディスプレイ(Retina)、キーボードに組み込んだ Touch ID、Apple T2 セキュリティチップ、Thunderbolt 3 ポート2つ。筐体は初めて100%再生アルミニウム。米国価格は1,199ドルから |
| 2020年11月10日 | Apple 自社設計の M1 を積んだ最初の Mac の一つに |
2010年のリリースで Apple は、フラッシュストレージはハードディスクより最大2倍速く、最大90%小さく軽いと述べた。どちらも Apple の数字である。最も軽い11インチモデルは2.3ポンド(約1kg)だった。
2020年の M1 への移行は、MacBook Air の中身を Intel から Apple 自身の ARM チップへ置き換えた。発表と性能の主張、日本での発売については Apple M1 の記事にまとめている。
位置づけ
初代 MacBook Air は1,799ドルで、薄さと引き換えに光学ドライブを外付けにし、端子を絞った。2010年の世代では、ハードディスクも外してフラッシュストレージだけになり、米国の価格は999ドルからに下がった。半導体と機器の流れは 半導体・ハードウェアの年表、企業については Apple を参照。
よくある質問
- 初代 MacBook Air はいつ発売されましたか。
- 2008年1月15日(米国時間)に Macworld で発表され、Apple は2週間後の出荷を予告しました。1月30日に出荷開始を発表しています。日本では同時に受注が始まり、Apple Store 銀座・渋谷での展示は2月1日に始まりました。
- 初代 MacBook Air の価格はいくらでしたか。
- 米国の希望小売価格は1,799ドル、日本では229,800円(税込)でした。外付けの MacBook Air SuperDrive は米国で99ドル、日本で11,800円でした。
- 初代 MacBook Air の厚さはどれくらいでしたか。
- Apple の発表では、最薄部が0.16インチ(0.4cm)、最厚部が0.76インチ(1.94cm)です。重量は約1.36kgと報じられました。
- MacBook Air に Apple の自社チップが載ったのはいつですか。
- 2020年11月10日に発表された M1 搭載の MacBook Air が最初です。13インチ MacBook Pro、Mac mini とともに、M1 を積んだ最初の Mac 3機種の一つでした。
出典
一次資料Apple Introduces MacBook Air—The World's Thinnest Notebook — Apple Newsroom, January 15, 2008
発表日、寸法、仕様、1,799ドル、2週間後の出荷、外付け SuperDrive、Jobs の発言
一次資料アップル、MacBook Airを発表 — Apple(日本)プレスリリース、2008年1月16日
日本の価格229,800円(税込)、SuperDrive 11,800円、0.4cm〜1.94cm
二次資料MacBook Airを求めて銀座へ走るも……:一般公開は2週間後!? — ITmedia PC USER、2008年1月16日
日本の Apple Store での受注開始と、店頭に実機がなかったこと
二次資料Apple Store店頭で「MacBook Air」の展示を開始:銀座か渋谷へ走れ! — ITmedia PC USER、2008年2月1日
2月1日の銀座・渋谷での展示開始、国内出荷は「近日中」、重さ約1.36kg
一次資料Apple Reinvents Notebooks With New MacBook Air — Apple Newsroom, October 20, 2010
11インチと13インチ、フラッシュストレージ、999ドルから
一次資料The all-new MacBook Air takes flight — Apple Newsroom, October 30, 2018
Retina ディスプレイ、Touch ID、T2、Thunderbolt 3、再生アルミニウム、1,199ドルから
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