人物 :: PERSON
スンダー・ピチャイ
Google の CEO(2015年〜)で、2019年12月から親会社 Alphabet の CEO も兼ねる。インドのチェンナイで育ち、インド工科大学カラグプル校、スタンフォード大学、ウォートン・スクールを経て2004年に Google に入社。Google ツールバーと Chrome の開発を率い、Android・Chrome・アプリ担当、全製品担当の上級副社長を経て CEO となった。

プロフィール
- 生年
- 1972
- 存命
- 存命
- 在世
- 1972–
- 関連事象
- 04
- 名称
- ENSundar PichaiJAスンダー・ピチャイ
スンダー・ピチャイ(Sundar Pichai、 1972年生)は、 2015年から Google の最高経営責任者(CEO)を務め、 2019年12月からは親会社 Alphabet の CEO も兼ねている。 Alphabet の2026年委任状説明書は、 年齢を53歳としている。 創業者の Larry Page と Sergey Brin から経営を引き継ぎ、 製品担当の幹部から CEO に上がった。
チェンナイからスタンフォード、 ウォートンへ
Google が2019年12月時点で米下院に提出した経歴によれば、 インドのチェンナイで育ち、 インド工科大学(IIT)で工学を学んで Institute Silver Medal を受けた。 Alphabet の委任状説明書は学位を、 IIT カラグプル校の技術学士(Bachelor of Technology)、 スタンフォード大学の修士、 ペンシルベニア大学ウォートン・スクールの MBA と記す。 ウォートンでは Siebel Scholar と Palmer Scholar に選ばれている。
ツールバーから Chrome へ
2004年に Google に入社し、 Google ツールバー、 続いて Chrome の開発を率いた。 2008年9月、 Chrome を紹介するコミックが予定より早く出回ったとき、 翌日のベータ版公開を告げた公式ブログの記事には、 製品管理担当副社長としてのピチャイと技術ディレクターの Linus Upson の名が並んでいる(Google Chrome の項)。 Google 自身の経歴は、 Chrome が世界で最も使われるブラウザに育ったと書いている。
その後の昇進は委任状説明書に年月が残る。 2013年3月から2014年10月まで Android・Chrome・アプリ担当の上級副社長、 2014年10月から2015年10月まで全製品担当の上級副社長として、 検索、 マップ、 Play、 Android、 Chrome、 Gmail などの製品と技術を統括した。
Google の CEO に
2015年8月、 Page は持株会社 Alphabet の設立を告げる書簡 "G is for Google" で、 ピチャイを Google の CEO に据えると発表した。 書簡は、 彼が前年10月にインターネット事業の製品と技術の責任を引き受けてから力を発揮してきたこと、 そして彼が CEO になるべき時だと Page・Brin・取締役会が判断したことを述べている。 委任状説明書は Google の CEO 就任を2015年10月としている。 2017年7月には Alphabet の取締役に加わった。
2019年12月3日、 Page と Brin は連名の書簡で、 Alphabet と Google にはもはや2人の CEO と社長は必要ないとして、 ピチャイが両社の CEO を務めると発表した。 創業者は取締役・株主として関与を続けるとした。
「AI ファースト」
CEO として最初に打ち出した方向は、 2016年4月28日公開の Founders' Letter に書かれている。 端末という概念はやがて薄れ、 コンピュータはどんな形であれ知的なアシスタントになるとしたうえで、 彼は "We will move from mobile first to an AI first world." と書いた。 委任状説明書も、 CEO としての彼が会社の戦略を AI へ移したと記している。
その後の節目は、 多くが彼自身の発表の形をとった。
| 年 | 出来事 | この人物との関わり |
|---|---|---|
| 2016 | TPU | I/O の基調講演で、 秘密裏に開発してきた機械学習専用チップを公表 |
| 2022 | ChatGPT の公開 | 社内で「コードレッド」が宣言され、 AI 戦略を定める一連の会議に加わったと報じられた |
| 2023 | 大規模レイオフ | 約1万2000人の削減を社員に告げ、 決定の責任は自分にあると書いた |
| 2023 | Bard と Gemini | 2月に Bard を、 12月に Demis Hassabis と Gemini を発表 |
| 2024 | AI による概要(AI Overviews) | I/O で検索結果の最上部に生成 AI の要約を置く米国全域での展開を発表 |
2023年4月に Geoffrey Hinton が Google を去る際、 電話で話した相手もピチャイだった(Hinton の退社の項)。
位置づけ
ピチャイの在任は、 検索と広告で築かれた会社が生成 AI の競争の当事者となった時期と重なる。 その間の主要な発表の多くは、 上の表のとおり本人の名で行われてきた。 2016年に掲げた「AI ファースト」と、 2022年末以降の対応とをどう結びつけて読むかは、 各項の経緯と併せて判断する必要がある。 会社としての事業と数字は組織の項にある。
関連する出来事
よくある質問
- Google と Alphabet の CEO は誰か
- Sundar Pichai(スンダー・ピチャイ)です。2015年に Google の CEO となり、2019年12月から親会社 Alphabet の CEO も兼ねています。
- スンダー・ピチャイはいつ Google に入社したのか
- 2004年です。Google ツールバー、続いて Chrome の開発を率いました。2008年9月に Chrome のベータ版公開を告げた公式ブログの記事は、製品管理担当副社長としての彼の署名入りです。
- スンダー・ピチャイの学歴は
- インド工科大学カラグプル校で技術学士(Institute Silver Medal を受賞)、スタンフォード大学で修士、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールで MBA を取得しました。
- 「AI ファースト」はいつ言い出されたのか
- 2016年4月28日に公開された、彼が執筆した Founders' Letter で、モバイルファーストから AI ファーストの世界へ移ると書きました。
出典
一次資料Alphabet Inc. 2026 Proxy Statement (Form DEF 14A), April 24, 2026
役職の年月・学位・年齢(53歳)
一次資料2015 Founders' Letter — Alphabet Investor Relations
Larry Page の Alphabet 設立の書簡 G is for Google を含む
最終更新: