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初代 iPad Pro ── 12.9インチと Apple Pencil で「仕事の道具」へ

箱に入ったままの初代 iPad Pro(12.9インチ、スペースグレイ)と、手前の細長い箱に収まった初代 Apple Pencil
出典Brett Jordan (Flickr, via Wikimedia Commons) · CC BY 2.0 · Commons で見る ↗

メタデータ

日付
年代
2010s
Tier
T1
出典数
09
関連項目
06
Tags
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初代 iPad Pro は2015年9月9日(米国時間)に発表され、11月11日(水)に Apple のオンラインストアで注文が始まった。直営店、通信事業者、販売店の店頭に並んだのは同じ週の後半である。最初の発売国は米国・英国・中国・日本を含む40カ国以上で、日本は第一陣に入っている。

価格は米国で799ドルから1,079ドル、日本で94,800円から128,800円。同時に出た Apple Pencil は99ドル(11,800円)、Smart Keyboard は169ドル(19,800円)で、どちらも別売りだった。

発売までの日付

日付出来事
2015年9月9日サンフランシスコで iPad Pro、Apple Pencil、Smart Keyboard を発表。発売は11月と告知
2015年11月9日11月11日にオンライン注文を開始し、同じ週に店頭でも販売すると発表
2015年11月11日米国・英国・中国・日本など40カ国以上でオンライン注文開始

何が「Pro」だったか

iPad Pro の画面は12.9インチで、Apple はその画素数560万を iOS 機器で最も多いと説明した。

項目初代 iPad Pro(Apple の発表)
ディスプレイ12.9インチ Retina、560万画素。マルチタッチの検出部を Apple Pencil 向けに作り直した
チップ64ビットの A9X
スピーカー4スピーカー
電池最長10時間
端子Lightning、Smart Connector(Smart Keyboard 用)
容量・色32GB / 128GB。シルバー、ゴールド、スペースグレイ
米国価格799ドル(Wi-Fi 32GB)〜1,079ドル(Wi-Fi + Cellular 128GB)
日本価格94,800円〜128,800円

A9X について Apple は、ほとんどのポータブル PC に匹敵する性能と書いた。発表資料で Apple のマーケティング担当上級副社長 Philip Schiller は、iPad Pro を Apple がこれまで作ったなかで最も先進的で強力な iPad と呼んでいる。いずれも Apple 自身の評価である。

Apple Pencil と Smart Keyboard

この発表のもう一つの柱が、別売りの入力機器だった。

  • Apple Pencil: 筆圧と傾きを検知するペン。Apple は、iPad Pro のマルチタッチの検出部を Apple Pencil と組み合わせて遅延を大きく減らしたと説明した。ペアリングと充電は、Pencil の端に付いた Lightning コネクタを iPad Pro に差して行う。Mail やメモ、Procreate、Office 365 でも使えるとされた
  • Smart Keyboard: 布で覆った薄いキーボードで、新しい Smart Connector に付けると電池も電源スイッチも Bluetooth のペアリングも要らない。折りたたむとカバーになる。発売時の配列は米国英語のみだった

指で触る端末として出発した iPad に、ペンとキーボードという、それまでのコンピュータの入力手段を純正品として戻したのが初代 iPad Pro だった。

その後の世代

発表変化
2016年3月21日9.7インチの iPad Pro。True Tone ディスプレイ、Apple Pencil 対応。米国599ドルから
2018年10月30日11インチと12.9インチの全面画面に。画面の縁まで表示し、Face ID、端子は USB-C、A12X Bionic。厚さ5.9mm。磁石で本体に付けて充電する第2世代の Apple Pencil
2021年4月20日Mac と同じ M1 を搭載。12.9インチはミニ LED の Liquid Retina XDR、5G、Thunderbolt
2022年10月18日M2 を搭載。Apple Pencil のホバー体験
2024年5月7日M4 を搭載し、11インチと13インチに。タンデム OLED の Ultra Retina XDR、13インチは厚さ5.1mm。Apple Pencil Pro
2025年10月15日M5 を搭載。Wi-Fi 7 対応の N1 チップ、セルラーモデルに C1X モデム(10月22日発売)

2024年のモデルについて Apple は、13インチの5.1mm を Apple 製品で最も薄いとし、ディスプレイを世界で最も先進的とうたった。どちらも Apple の主張である。2021年の M1 搭載で、iPad Pro は Mac と同じ系統のチップを使うようになった(Apple M1)。

位置づけ

初代 iPad Pro は、大きな画面と別売りのペン・キーボードで、iPad を描く道具・打つ道具として売り出した最初の機種である。2018年には Face ID と USB-C の全面画面へ、2021年には Mac と同じ M シリーズのチップへ移り、iPad と Mac の部品の境目は薄くなっていった。携帯機器の流れは 携帯電話・スマートフォンの年表、チップについては 半導体・ハードウェアの年表、企業については Apple を参照。

よくある質問

初代 iPad Pro はいつ発売されましたか。
2015年9月9日に発表され、11月11日(水)に Apple のオンラインストアで注文が始まり、同じ週のうちに直営店や通信事業者の店頭にも並びました。発売国は米国・英国・中国・日本を含む40カ国以上で、日本も第一陣に入っています。
初代 iPad Pro と Apple Pencil の価格はいくらでしたか。
iPad Pro は米国で Wi-Fi 32GB の799ドルから Wi-Fi + Cellular 128GB の1,079ドルまで、日本では94,800円から128,800円まででした。Apple Pencil は99ドル(11,800円)、Smart Keyboard は169ドル(19,800円)で、どちらも別売りでした。
初代 Apple Pencil はどう充電したのですか。
本体に Lightning コネクタが付いていて、iPad Pro の Lightning 端子に差してペアリングと充電を行いました。磁石で本体に付けて充電する方式は、2018年の iPad Pro と同時に出た第2世代からです。
iPad Pro に M シリーズのチップが載ったのはいつですか。
2021年4月20日に発表された M1 搭載の iPad Pro からです。その後、M2(2022年)、M4(2024年)、M5(2025年)と続いています。

出典

  1. 一次資料Apple Introduces iPad Pro Featuring Epic 12.9-inch Retina Display — Apple Press Release, Sep 9, 2015

    発表、560万画素、A9X の性能主張、Apple Pencil と Smart Keyboard、4スピーカー、10時間、米国価格、11月発売、Schiller の発言

    取得日: 2026-10-22

  2. 一次資料Epic 12.9-inch iPad Pro Available to Order Online Wednesday & Arrives in Stores Later This Week — Apple Press Release, Nov 9, 2015

    11月11日のオンライン注文開始、40カ国以上の発売国、Smart Keyboard は米国英語配列のみ

    取得日: 2026-10-22

  3. 一次資料壮大な12.9インチのiPad Pro、水曜日にオンラインで販売開始 — Apple(日本), 2015年11月9日

    日本の価格(iPad Pro、Apple Pencil、Smart Keyboard、カバー類)

    取得日: 2026-10-22

最終更新:

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