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Twitter 公開

2006年、Twitter 創業当時の Jack Dorsey による自撮り写真
出典Jack Dorsey · CC BY 2.0 · Commons で見る ↗

メタデータ

日付
年代
2000s
Tier
T1
出典数
07
関連項目
01
Tags
#ethics#market

投稿の ID は20、投稿者のユーザ ID は12。Twitter のサーバは今もその作成時刻を秒単位で返す ── 2006年3月21日20時50分14秒(UTC)、サンフランシスコでは午後0時50分だった。本文は小文字だけの英単語5つで、そこに出てくるサービス名は母音を抜いて綴られている。

これは一般公開ではなかった。サービスが外部に開かれるのは、それから4か月近く後である。

Odeo の中の副業

Twitter は、Noah Glass と Evan Williams が共同で創業したサンフランシスコのポッドキャスト企業 Odeo の中で始まった。新しいサービスの開発が始まったのは2006年の初め。当時 Odeo にいた Jack Dorsey が、短い近況をグループに一斉に届けるという中核の発想を社内のブレインストーミングに持ち込んだ。最初の名前「twttr」は、Flickr にならって母音を落とした綴りで、Glass の命名とされる。Biz Stone も開発に加わった少人数のチームの一人だった。創業者として一般に名前が挙がるのは Dorsey、Glass、Stone、Williams の4人である。

最初のプロトタイプは Dorsey と契約開発者 Florian Weber が作り、Odeo の社員向けの社内サービスとして使われた。3月21日の Dorsey の投稿は、その上に書かれたものである。

なぜ140文字だったのか

Twitter を10年以上にわたって形づくった制約は、デザインの好みではなく電話網から来ている。初期の Twitter は携帯電話のテキストメッセージ(SMS)で使うことを想定していた。HISTORY.com の解説は、公開後に創業者たちが課した140文字の上限は、当時のテキストメッセージの最大長に基づいていたと書いている。

制約は、その理由よりも長く生き残った。2010年代には多くの人が SMS ではなくスマートフォンのアプリから Twitter を使うようになったが、140文字という形式そのものが製品になっていた。

一般公開と SXSW

サービスは2006年7月15日、Odeo から一般に公開された。2006年10月には新会社 Obvious Corporation が Odeo とその資産を Twitter ごと買い戻し、2007年4月に Twitter は独立した会社として切り出された。Wikipedia の記述によれば、twttr の公開から半年ほどでチームはドメインを買い、サービス名を Twitter に改めている。

ブレイクの瞬間としてよく挙げられるのは、2007年3月にテキサス州オースティンで開かれた South by Southwest(SXSW)である。会期中、1日の投稿数は約2万から6万に跳ね上がった。話題にハッシュタグを付ける慣習を持ち込んだのは Chris Messina で、同じ2007年のことである。Wikipedia の Twitter 史によれば、彼は経営陣を説得してようやく試験導入にこぎつけた。

140から280へ ── ただし日本語は140のまま

2017年11月7日、Twitter は9月から試験していた文字数上限の拡大を正式に展開し、上限を280文字にした。公式ブログはデータで理由を説明している。英語のツイートのうち140文字の上限に達していたのはこれまで9%で、280文字にすると1%に下がった、と。

この変更はすべての言語に及んだわけではない。発表の脚注は、日本語・韓国語・中国語では詰め込みの問題がないので140文字のままとすると書いている。これらの言語は書記体系の密度が高く、1文字により多くの意味を載せられるからだという。日本語の利用者にとって、2006年に決まった上限は一度も変わっていない。

日付出来事出典
2006年3月21日最初の投稿(20:50:14 UTC)Twitter 自身の status 20 の記録
2006年7月15日Odeo が一般公開HISTORY.com、History of Twitter
2006年10月Obvious Corp. が Odeo と Twitter を取得History of Twitter
2007年3月SXSW で1日の投稿が約2万から約6万へHistory of Twitter
2007年4月Twitter が独立した会社にHistory of Twitter
2017年11月7日280文字へ。日本語・中国語・韓国語は除くTwitter 公式ブログ
2022年10月27日Elon Musk による買収が完了Twitter の 8-K
2023年7月23〜24日X へ改称、鳥のロゴを置き換えAFP

Twitter が何になったか

Twitter の重要性は規模にあったのではない。既定で公開され、リアルタイムであることにあった。投稿は数秒のうちに誰でも読め、誰でも引用でき、誰でも検索できる。そのためジャーナリスト、政治家、企業、活動家が出会う場所になった。この組み合わせが、速報、2010年代の抗議運動、政治的なコミュニケーションの中心に Twitter を置いた。同時に、それは嫌がらせや組織的な世論操作の経路にもなった。

Musk と X

2022年10月27日、Elon Musk による会社の買収が完了した。同日に Twitter が SEC に提出した書類によれば、Twitter は Musk が支配する X Holdings I, Inc. の完全子会社となり、株主は1株あたり54.20ドルの現金を受け取り、ニューヨーク証券取引所での取引は10月28日の取引開始前に停止された。買収額は一般に約440億ドルとされる。その経緯は Elon Musk による Twitter 買収 のページに詳しい。

2023年7月23日、Musk と CEO の Linda Yaccarino は Twitter を X に改めると発表し、24日に鳥のロゴが置き換えられた。x.com というドメイン名は、Musk が1999年に創業したオンライン銀行に使っていた名前でもある。

最初の投稿は新しい名前の下で、x.com/jack/status/20 として今も読める。この話の中で変わっていないものは、その URL の末尾の数字くらいである。組織としての Twitter と、同じ時期に育ったソーシャルな場については Facebook と YouTube を参照。

よくある質問

Twitter の文字数制限は日本語でも280文字になったのか
いいえ。2017年11月7日に上限を140文字から280文字へ広げた際、Twitter は日本語・中国語・韓国語を140文字のまま据え置きました。文字の密度が高く、詰め込みの問題がないという理由です。
Twitter の最初の投稿は何ですか。
Jack Dorsey の「just setting up my twttr」です。投稿のタイムスタンプは2006年3月21日12時50分(米太平洋時間)で、サービスの一般公開は同年7月15日でした。

出典

  1. 三次資料X (social network) — Wikipedia (the article formerly titled "Twitter")

    取得日: 2026-10-04

  2. 一次資料Tweeting Made Easier — Twitter blog, November 7, 2017 (Internet Archive)

    280文字への拡大と、日本語・中国語・韓国語を140文字に据え置く注記

    取得日: 2026-10-04

  3. 三次資料History of Twitter — Wikipedia

    取得日: 2026-10-04

最終更新:

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