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NTTドコモ
日本電信電話(NTT)の出資で1991年8月に設立され、1992年7月に NTT から携帯電話・自動車電話・ポケットベルなどの移動通信事業を引き継いで営業を始めた携帯電話会社。1998年10月に東京証券取引所第一部に上場し、1999年に i モード、2001年に第3世代の FOMA、2010年に LTE の Xi、2020年に 5G を始めた。NTT は2020年9月に1株3,900円の公開買付けを発表し、同年12月にドコモは上場廃止となって NTT の完全子会社になった。2022年には NTT コミュニケーションズと NTT コムウェアを子会社にしている。2025年度の営業収益は6兆4,581億円、営業利益は9,421億円。

組織情報
- 設立
- 1991
- 状態
- 稼働中
- 活動期間
- 1991–
- 関連事象
- 03
- 名称
- ENNTT DocomoJANTTドコモ
株式会社NTTドコモは、日本電信電話(NTT)の移動通信部門を分けてできた携帯電話会社である。同社の沿革によると、1991年8月に NTT の出資でエヌ・ティ・ティ・移動通信企画として設立され、1992年4月にエヌ・ティ・ティ移動通信網へ商号を変え、同年7月に NTT から移動通信事業 ── 携帯・自動車電話、無線呼出(ポケットベル)、船舶電話、航空機公衆電話 ── を譲り受けて営業を始めた。社名が株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモになったのは2000年4月である。本社は東京都千代田区永田町の山王パークタワー、代表取締役社長は前田義晃、従業員は9,876人(グループで53,780人、2026年3月31日時点)。
世代ごとのサービス
ドコモの沿革は、移動通信の世代交代の記録でもある。
| 時期 | 出来事(ドコモの沿革) | このサイトの関連項目 |
|---|---|---|
| 1992年7月 | NTT から移動通信事業を譲り受け、営業開始 | ── |
| 1998年12月 | NTT 中央パーソナル通信網などから PHS 事業を譲り受け | ── |
| 1999年2月 | i モードを開始 | i モード、絵文字 |
| 2001年 | 第3世代の FOMA を5月に試験サービス、10月に本格サービス | ── |
| 2010年12月 | LTE の Xi(クロッシィ)を開始 | ── |
| 2020年3月 | 5G を開始 | ── |
端末や他社のサービスとの関わりも、このサイトのいくつかの項目に出てくる。PS Vita の 3G モデルの日本の通信事業者はドコモで、ドコモが初めて iPhone を扱ったのは iPhone 5s と 5c の世代、Google の Pixel を日本で扱い始めたのは Pixel 3 からである。
上場から完全子会社へ
ドコモは1998年10月に東京証券取引所第一部に上場し、22年後に NTT の完全子会社へ戻った。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 1998年10月 | 東京証券取引所第一部に上場 |
| 2020年9月29日 | NTT が1株3,900円でドコモ株の公開買付けを発表。当時 NTT はドコモ株の66.21%を所有。ドコモの取締役会は賛同を表明し、株主に応募を勧めた |
| 2020年12月 | 上場廃止。NTT の完全子会社に |
| 2022年1月 | NTT コミュニケーションズと NTT コムウェアを子会社化し、法人事業のブランド「ドコモビジネス」を始める |
| 2026年7月 | 金融事業会社 NTTドコモ・フィナンシャルグループが事業を開始 |
ドコモの意見表明は、取締役会の決議は NTT がドコモを完全子会社にしようとしていること、ドコモ株が上場廃止になる予定であることを前提にしていると明記している。同じ資料によると、NTT 自身の筆頭株主は財務大臣で、持株比率は34.69%(2020年3月31日時点)だった。国が筆頭株主の NTT が、ドコモの株式をすべて持つ形である。
業績指標
2025年度(2025年4月〜2026年3月)、IFRS。2026年5月8日の決算説明資料による。ドコモは、これらの財務数値は社内管理目的で作成したもので、監査を受けていない参考情報だとしている。
| 項目 | 2025年度 | 前年度比 |
|---|---|---|
| 営業収益 | 6兆4,581億円 | +3.9% |
| 営業利益 | 9,421億円 | -7.7% |
| 当社株主に帰属する当期利益 | 6,602億円 | -8.1% |
| EBITDA | 1兆7,431億円 | -1.0% |
| 設備投資 | 8,575億円 | +20.0% |
増収のうち、スマートライフ事業と法人事業が伸び、住信SBIネット銀行の影響が918億円を占めた。一方でコンシューマ通信事業は、販売促進の費用を積極的に投じたことで営業利益を大きく減らした。資料は2024〜2025年度の重点を「ネットワーク強靭化」と「販促強化」としている。
i モードの時代、ドコモは端末・回線・課金・ポータルを一社でまとめて持っていた。上場していた22年のあいだにその形はスマートフォンに崩され、いまの増収を支えているのは、銀行を含むスマートライフ事業と法人向けの事業である。i モード自体は2026年3月31日に終わった。
関連する出来事
よくある質問
- ドコモはいつできた会社ですか。
- 1991年8月に NTT の出資でエヌ・ティ・ティ・移動通信企画として設立され、1992年7月に NTT から移動通信事業を引き継いで営業を始めました。社名がエヌ・ティ・ティ・ドコモになったのは2000年4月です。
- ドコモはなぜ上場廃止になったのですか。
- 親会社の NTT が、ドコモを完全子会社にするため2020年9月29日に1株3,900円の公開買付けを発表したためです。当時 NTT はドコモ株の66.21%を持っており、ドコモの取締役会は賛同して株主に応募を勧めました。ドコモは同年12月に上場廃止となり、NTT の完全子会社になりました。
- ドコモの最近の業績はどれくらいですか。
- 2025年度(2025年4月〜2026年3月)の営業収益は6兆4,581億円(前年度比3.9%増)、営業利益は9,421億円(7.7%減)でした。ドコモは、これらは社内管理目的で作成した監査を受けていない参考値だとしています。
出典
一次資料沿革 — 株式会社NTTドコモ
1991年8月の設立、1992年4月の商号変更と7月の営業譲受、1998年10月の東証一部上場、1999年2月の i モード、2000年4月の改称、2001年の FOMA、2010年12月の Xi、2020年3月の 5G と12月の上場廃止・完全子会社化、2022年1月の NTT コミュニケーションズと NTT コムウェアの子会社化、2026年7月の NTTドコモ・フィナンシャルグループの事業開始
営業開始日1992年7月1日、資本金9,496億8,000万円・従業員9,876人(グループ53,780人、いずれも2026年3月31日)、代表取締役社長 前田義晃、本社 山王パークタワー
一次資料当社親会社である日本電信電話株式会社による当社株式等に対する公開買付けに係る賛同の意見表明及び応募推奨に関するお知らせ — 株式会社NTTドコモ、2020年9月29日
1株3,900円の公開買付けへの賛同と応募推奨、NTT の所有割合66.21%、完全子会社化と上場廃止を前提とした決議、NTT の大株主(財務大臣34.69%、2020年3月31日)
一次資料2025年度決算及び2026年度業績予想について — 株式会社NTTドコモ、2026年5月8日
2025年度の営業収益・営業利益・当期利益・EBITDA・設備投資(IFRS、社内管理目的の非監査参考値)、増収減益の要因、住信SBIネット銀行の影響
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