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セガサターン ── SH2 を2基積んだ32ビット機

初期型のセガサターン(日本版・灰色)と、ケーブルでつないだコントロールパッド
出典Evan-Amos · Public domain · Commons で見る ↗

メタデータ

日付
年代
1990s
Tier
T1
出典数
05
関連項目
00
Tags
#consumer

セガサターンの日本での発売日は1994年11月22日、価格は44,800円だった。北米では1995年5月11日、欧州では1995年7月8日に発売されている。最初に出たのは日本で、北米はその半年近く後だった。ただし北米の日付は、事前に予告されたものではない。

地域発売日発売時の価格出典
日本1994年11月22日44,800円セガ「セガハード大百科」
北米1995年5月11日399ドル(『バーチャファイター』同梱)Retronauts、heise online
欧州1995年7月8日399.99ポンド英語版 Wikipedia

日本では、ソニーの PlayStation が11日後の12月3日に続いた。セガの公式サイトは、1994年3月の松下電器「3DO REAL」に始まり、11月のセガサターン、12月の PlayStation と NEC ホームエレクトロニクスの PC-FX、1996年6月の ニンテンドウ64 と続いた32ビット機の競争を「次世代機戦争」と呼んでいる。

土星の名前と、2基の SH2

セガの公式サイト「セガハード大百科」によれば、サターンはセガの6番目の家庭用ゲーム機として開発されたため、太陽系の第6惑星から名付けられた。同じページが示す構成は次のとおりである。

項目内容
型番HST-3210
メイン CPUSH2(28.6MHz、25MIPS)を2基
サウンド CPU68EC000(11.3MHz)
メモリワーク RAM 16Mビット、ビデオ RAM 12Mビット、サウンド RAM 4Mビット
グラフィック320×224ドットほか、1677万色。ポリゴン用の専用ハードウェアを搭載
サウンドPCM 音源または FM 音源、32チャンネル
ドライブ倍速の CD-ROM ドライブ
消費電力約15W

同じページは、32ビットの SH2 を2つ載せたことで、ポリゴンによる3D のゲームと、表現の大きく向上した2D のゲームの両方が出てきたと説明している。アーケードには、サターンと互換性のある業務用基板「ST-V」が登場し、人気作を家庭用へ早く移植できるようになった。

ファミ通.com の2020年の回顧記事は、2D の描画能力がアーケード基板と同等かそれ以上だったことから、ファンのあいだで「2Dのサターン、3Dのプレステ」と呼ばれることもあったと書いている。

日本 ── 半年で100万台

ファミ通.com によれば、サターンは発売から半年後に国内出荷100万台を記録した。同時発売の『バーチャファイター』を皮切りに、『デイトナUSA』『バーチャコップ』『バーチャファイター2』『セガラリーチャンピオンシップ』など、アーケードからの移植が続いた。セガ自身は、サターンを国内で最も売れた同社のゲーム機と位置づけている。

サターンを作ったのはセガだけではない。セガの公式サイトによれば、日本ビクターは「Vサターン」を、日立はビデオ CD とフォト CD の再生機能を標準で備えた「ハイサターン」(1995年4月1日、64,800円)を出した。日立はのちにカーナビを組み込んだ「ゲーム&カーナビ ハイサターン」(1995年12月6日、150,000円)も出している。セガ自身も、デザインを変えて値段を下げた廉価版、通称「白サターン」を1996年3月22日に20,000円で発売した。発売時の44,800円から、1年4か月で半額以下になったことになる。

北米 ── 予定より4か月早い発売

北米では事情が違った。Retronauts の回顧記事によれば、セガ・オブ・アメリカは北米発売を1995年9月2日と予告していた。ところが1995年5月11日、ロサンゼルスで開かれた最初の E3 の基調講演で、同社 CEO の Tom Kalinske は、『バーチャファイター』を同梱したサターン3万台が399ドルですでに全米の店頭に出ていると明かした。

英語版 Wikipedia は、PlayStation より先に出て優位に立つよう、日本のセガが早期の発売を求めていたと説明している。

heise online の2025年の回顧記事によれば、その数時間後、同じ E3 でソニーは PlayStation の北米価格を発表した。登壇した Steve Race は「299」とだけ言って壇を降り、会場は喝采に包まれた。ソニーは同じ場で、1995年9月9日に1万2,000店以上で発売することも明らかにしている。サターンは PlayStation より4か月早く北米の店頭に出たが、価格は100ドル高かった。

前倒しの代償は小さくなかった。Retronauts によれば、Best Buy や Walmart のように3万台の出荷を受けなかった小売店は反発し、発売から数か月は遊べるソフトもわずかだった。同じ記事は、この前倒しが PlayStation に対してほとんど優位をもたらさなかったと評している。

欧州でも、英語版 Wikipedia によれば、サターンは北米の当初予定より早い1995年7月8日に399.99ポンドで発売された。

累計

地域販売台数出典
全世界926万台英語版 Wikipedia
日本575万台英語版 Wikipedia
米国180万台英語版 Wikipedia

セガの公式サイトで、これらの累計を確かめることはできなかった。数字はいずれも英語版 Wikipedia によるもので、同じ記事は欧州を100万台としている。日本が全体の6割を占め、北米と欧州では伸びなかったことになる。

後継の ドリームキャスト は、日本で1998年11月27日に発売された。ゲーム機全体の流れは ゲーム機の年表 を参照。

よくある質問

セガサターンの発売日はいつですか。
日本では1994年11月22日に44,800円で発売されました。北米は1995年5月11日(399ドル)、欧州は1995年7月8日です。最初に発売されたのは日本です。
セガサターンの北米発売はなぜ前倒しになったのですか。
セガ・オブ・アメリカは北米発売を1995年9月2日と予告していましたが、1995年5月11日の最初の E3 の基調講演で、すでに3万台を一部の小売店に出荷して発売したと発表しました。英語版 Wikipedia は、PlayStation より先に出るよう日本のセガが早期発売を求めたと説明しています。出荷を受けなかった小売店は反発しました。
セガサターンは何台売れましたか。
英語版 Wikipedia は全世界で926万台、うち日本575万台、米国180万台としています。ファミ通.com によれば、日本では発売から半年で国内出荷100万台に達しました。
セガサターンの名前の由来は何ですか。
セガの公式サイト「セガハード大百科」によれば、セガの6番目の家庭用ゲーム機として開発されたため、太陽系の第6惑星である土星(サターン)から名付けられました。

出典

  1. 一次資料セガサターン ── セガハード大百科(セガ公式)

    日本の発売日と価格、SH2 ×2 などの仕様、名前の由来、Vサターン・ハイサターン、廉価版(1996年3月22日・20,000円)

    取得日: 2026-10-20

  2. 二次資料セガサターンが発売された日 ── ファミ通.com、2020年11月22日

    発売から半年での国内出荷100万台

    取得日: 2026-10-20

  3. 二次資料"It's out there..." 22 years since the American launch of the Sega Saturn — Retronauts, May 11, 2017

    E3 での3万台・399ドルの即日発売、9月2日の当初予定、小売店の反発

    取得日: 2026-10-20

  4. 二次資料30 years of "299" - how Sony turned the console market upside down — heise online, May 11, 2025

    同じ E3 での PlayStation の299ドル発表

    取得日: 2026-10-20

  5. 三次資料Sega Saturn — Wikipedia

    欧州の発売日と価格、地域別の販売台数

    取得日: 2026-10-20

最終更新:

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