T1#consumer
ネオジオ ── ゲームセンターの基板を家に持ち帰る

メタデータ
- 日付
- 年代
- 1990s
- Tier
- T1
- 参照年表
- ゲーム機・ゲーム技術の歴史
- 出典数
- 06
- 関連項目
- 00
- Tags
- #consumer
ネオジオ(NEOGEO)は、SNK が1990年4月に出したゲームシステムである。ゲームセンター向けの業務用基板「MVS」と、同じゲームを自宅で遊べる家庭用機「NEO・GEO」が同時に登場した。ただし家庭用は、最初から店頭で売られたわけではない。まずレンタル用として貸し出され、一般販売が正式に始まったのは1991年7月1日、価格は本体48,800円だった。
| 項目 | 日付・価格 | 出典 |
|---|---|---|
| 業務用 MVS・家庭用 NEO・GEO の登場 | 1990年4月 | SNK |
| MVS の稼働 | 1990年4月16日 | 日本語版 Wikipedia |
| 家庭用のレンタル開始 | 1990年4月26日 | 日本語版 Wikipedia |
| 当初の本体価格 | 58,000円 | 日本語版 Wikipedia、GAME Watch |
| 一般販売の開始と価格改定 | 1991年7月1日、本体48,800円 | ファミ通.com、日本語版 Wikipedia |
| ソフト(改定後) | 容量に応じて13,800〜21,000円 | ファミ通.com |
| 北米(Gold System) | 649.99ドル | 英語版 Wikipedia |
価格の記述は出典によって分かれる。GAME Watch の2026年の記事は1991年7月1日の発売を58,000円としているが、ファミ通.com と日本語版 Wikipedia は、58,000円は1990年の当初価格で、1991年7月1日の一般販売にあわせて48,800円に下げたとしている。この記事は後者に従った。
MVS と AES
SNK の公式サイト「SNK HISTORY」は、MVS(Multi Video System)を、複数のゲームを1台の筐体で共用できる革新的なシステムと説明し、全国で約12,000台が導入されたとしている。
家庭用は、のちに AES(Advanced Entertainment System)とも呼ばれる。GAME Watch によれば、家庭用と業務用の MVS は同じ性能で、ゲームのデータも同じだった。初期の MVS 筐体にはメモリーカードの差し込み口があり、ゲームセンターで遊んだ続きを家で遊ぶこともできた。SNK は家庭用を、アーケードゲームをそのまま自宅で楽しめるように設計した機械と位置づけ、「凄いゲームを連れて帰ろう」を合言葉にした。
日本語版 Wikipedia によれば、主な仕様は次のとおりである。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メイン CPU | 68000(16ビット、12MHz) |
| サウンド CPU | Z80(8ビット、4MHz) |
| 解像度 | 320×224ドット |
同じ年に出た任天堂の スーパーファミコン が25,000円、ソフトが1万円前後だったのに対し、ネオジオのソフトは当初2万〜3万円ほどしたと GAME Watch は書いている。同じ記事は、家庭用のカートリッジが非常に大きかったことにも触れている。
レンタルから一般販売へ
ファミ通.com によれば、ネオジオは1990年から、アーケード用とレンタル用のゲームとして展開され、テスト販売も行われていた。GAME Watch は、家庭用がまずレンタルビデオ店でソフトとともに貸し出されていたと説明している。一般販売が正式に始まったのは1991年7月1日で、ファミ通.com によれば、このとき本体は48,800円、ソフトは容量に応じて13,800〜21,000円に改定された。
ファミ通.com は、ネオジオをゲームセンターと同じゲームが自宅で遊べる「高級家庭用ゲーム機」と呼んでいる。100メガビットを超えるソフトには「100メガショック」の表示が付き、その最初が『龍虎の拳』だった。
格闘ゲームの機械として
SNK によれば、1991年11月に『餓狼伝説』が出た。GAME Watch によれば、1991年からの格闘ゲームブームを受けて SNK は格闘ゲームに力を入れ、ネオジオもその印象で語られるようになった。ファミ通.com は代表作として『餓狼伝説2』『サムライスピリッツ』『龍虎の拳2』『ザ・キング・オブ・ファイターズ'94』などを挙げている。
1994年9月には、ソフトを ROM カセットから CD-ROM に替えた NEOGEO CD が出た。SNK は、これをライトユーザー向けのネオジオとして開発したと説明している。ファミ通.com によれば、CD 版のソフトは4,800〜8,800円と安くなったが、読み込み時間が長くなった。
14年続いたソフト
SNK によれば、ネオジオ向けの新作ソフトは2004年まで、14年にわたって出続けた。日本語版 Wikipedia は、最後のソフトを2004年の『サムライスピリッツ零スペシャル』とし、本体などの修理受付が2007年8月31日に終わったとしている。
販売台数について、SNK の数字は確認できなかった。日本語版 Wikipedia は家庭用を日本で35万台、全世界で41万台とし、英語版 Wikipedia は MVS を100万台としている。この数字に従えば、台数の上では家庭用より業務用の MVS のほうが多かった。
復刻機の NEOGEO AES+ も予定されている。VGC によれば、SNK と Plaion は2026年9月、部品不足を理由に発売を2027年9月16日に延期すると発表した。
ゲーム機全体の流れは ゲーム機の年表 を参照。
よくある質問
- ネオジオの発売日はいつですか。
- SNK によれば業務用の MVS と家庭用の NEO・GEO は1990年4月に登場しました。日本語版 Wikipedia は MVS を4月16日、家庭用(レンタル)を4月26日としています。家庭用の一般販売が正式に始まったのは1991年7月1日です。
- ネオジオの本体価格はいくらでしたか。
- ファミ通.com によれば、一般販売を始めた1991年7月1日に価格を改定し、本体は48,800円、ソフトは容量に応じて13,800〜21,000円になりました。改定前の本体価格は、日本語版 Wikipedia と GAME Watch によれば58,000円です。英語版 Wikipedia は北米の Gold System を649.99ドルとしています。
- MVS と AES の違いは何ですか。
- MVS(Multi Video System)はゲームセンター向けの業務用基板で、1台の筐体で複数のゲームを入れ替えられました。AES(Advanced Entertainment System)は同じ性能の家庭用機で、GAME Watch によればゲームのデータは家庭用と業務用で同じでした。
出典
1990年4月の MVS と NEO・GEO、MVS の約12,000台、メモリーカード、1994年9月の NEOGEO CD、2004年までの14年
二次資料ネオジオの一般販売が公式に開始された日 — ファミ通.com、2023年7月1日
1990年からのレンタル展開、1991年7月1日の一般販売と価格改定、100メガショック、NEOGEO CD のソフト価格
二次資料アーケードゲームファンの憧れだったハード『NEOGEO』35周年! — GAME Watch、2026年7月11日
AES と MVS の関係、レンタルビデオ店でのレンタル、58,000円、2004年まで
復刻機 NEOGEO AES+ の2027年9月16日への延期
MVS と家庭用の日付、58,000円と48,800円、仕様、販売台数
三次資料Neo Geo (system) — Wikipedia
北米の Gold System と Silver System の価格、MVS 100万台と AES 41万台
最終更新: