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パナソニック ホールディングス
1918年3月7日に松下幸之助が始めた松下電気器具製作所を前身とする企業。1935年に松下電器産業株式会社として法人化し、2008年10月にパナソニック株式会社へ改称、2022年4月に持株会社パナソニック ホールディングスの下で事業会社制へ移った。家庭用 VTR では子会社の日本ビクターが提案した VHS を共同で開発したと同社は説明し、1977年に自社の VHS 機を発売した。CD・DVD・Blu-ray の規格づくりにも加わった。2009年に三洋電機を連結子会社にし、2024年に車載機器の事業会社を手放した。現在は Connect、Electric Works、HVAC & CC、Energy、Industry、Smart Life の6セグメントで、2026年3月期の売上高は8兆487億円。

組織情報
- 設立
- 1918
- 状態
- 稼働中
- 活動期間
- 1918–
- 関連事象
- 01
- 名称
- ENPanasonic Holdings CorporationJAパナソニック ホールディングス
パナソニック ホールディングス株式会社は、1918年3月7日に松下幸之助が始めた 松下電気器具製作所 を前身とする企業である。同社の社史によると、幸之助は小さな住まいから二階建ての家に移って1階の3部屋を作業場にし、人員は23歳の幸之助、22歳の妻むめの、15歳の義弟井植歳男の3人だった。最初の製品は改良アタッチメントプラグである。1929年に松下電器製作所、1935年に法人化して松下電器産業株式会社となり、2008年10月1日に社名をパナソニック株式会社へ改め、ブランドも世界で Panasonic に統一した。2022年4月1日からは持株会社パナソニック ホールディングスの下に事業会社を置く体制をとっている。
規格の陣営にいた会社 ── VHS から Blu-ray まで
このサイトの記録媒体の項目には、松下電器が規格を推す側として繰り返し登場する。
| 年 | 規格 | 松下電器の位置(出典) |
|---|---|---|
| 1976〜77年 | 家庭用 VTR の VHS | 1976年9月に日本ビクターが VHS の VTR を発表し、松下電器は VHS 陣営に入った(ソニーの社史)。パナソニックの社史は、当時子会社の日本ビクターの提案をもとに両社で記録方式を共同開発したと説明する。1977年に自社の VHS 機「マックロード」を発売 |
| 1982年 | コンパクトディスク | 社史の年表に CD プレーヤーを掲げる |
| 1996年 | DVD | 社史の年表に DVD プレーヤーを掲げる |
| 2002年 | Blu-ray Disc の基本仕様 | 松下電器産業を含む9社で策定(日立などの共同発表)。Blu-ray |
パナソニックの社史によると、1977年2月に社長の松下正治が訪米して交渉し、米 RCA との VHS 機器の長期供給契約につなげた。同社は1983年までに VTR を1,000万台生産した。社史は、VHS が1987年までに世界標準になったと書いている。ベータ方式との争いの経緯は、ソニーの項目と各規格の項目に譲る。
その日本ビクターは、2007年にケンウッドと資本業務提携を結び、2008年10月に両社の共同持株会社(現在の JVC ケンウッド)の傘下に入った。
買い集めと切り離し
社史の年表は、グループの輪郭を変えた出来事も記録している。
- 1952年: オランダの Philips と技術提携(1993年に提携を解消)。
- 1971年: ニューヨーク証券取引所で株式の売買が始まる。
- 1990年: 米国の MCA をグループに加える(1995年に株式の80%を Seagram に売却)。
- 1994年: リチウムイオン二次電池。
- 2009年: 三洋電機を連結子会社に。2011年にパナソニック電工と三洋電機を完全子会社化。
- 2024年12月2日: 車載機器の Panasonic Automotive Systems の株式譲渡を完了し、Automotive セグメントは2026年3月期から報告セグメントでなくなった(決算短信)。
重要事件
- 1918年3月7日: 松下電気器具製作所を開業。
- 1935年: 松下電器産業株式会社として法人化。
- 1976年9月: 日本ビクターが VHS の VTR を発表。
- 1977年: VHS 機「マックロード」を発売。
- 1990年: MCA をグループに加える。
- 2002年: Blu-ray Disc の基本仕様を9社で策定。
- 2008年10月1日: パナソニック株式会社へ改称。
- 2009年: 三洋電機を連結子会社に。
- 2022年4月1日: 持株会社パナソニック ホールディングスの下で事業会社制へ。
- 2024年12月: 車載機器の事業会社を連結から外す。
業績指標
2026年3月期(2025年4月〜2026年3月)、IFRS。2026年5月12日の決算短信による。
- 売上高: 8兆487億円(前期比-4.8%) / 営業利益: 2,364億円(-44.6%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,895億円(-48.2%)
| セグメント | 売上高(セグメント間を含む) | 前期比 | 営業利益 | 前期 |
|---|---|---|---|---|
| Connect | 1兆3,803億円 | +5% | 1,001億円 | 767億円 |
| Electric Works | 1兆1,606億円 | +4% | 577億円 | 685億円 |
| HVAC & CC | 1兆3,124億円 | -1% | 231億円 | 232億円 |
| Energy | 9,842億円 | +13% | 698億円 | 1,202億円 |
| Industry | 1兆1,673億円 | +8% | 405億円 | 432億円 |
| Smart Life | 1兆3,742億円 | -5% | -373億円 | 416億円 |
前期比は決算短信の記載による。2026年1月の組織変更に合わせ、旧 Lifestyle セグメントを Electric Works、HVAC & CC、Smart Life に分け直しており、前期の数値も組み替え後のもの。
決算短信によると、減収の主因は前期に車載機器事業を連結から外したことで、営業利益の大幅な減少はグループ経営改革の構造改革費用などによる。セグメント別に見ると、伸びたのは家電ではない。Connect は生成 AI サーバー向けを含むプロセスオートメーションやアビオニクスで、Energy はデータセンター向けの蓄電システムで、Industry は AI サーバー向けのコンデンサや多層基板材料で売上を伸ばした。一方、冷蔵庫・洗濯機やテレビを含む Smart Life は、構造改革費用と海外の需要減で373億円の営業損失になった。アタッチメントプラグから始まり、VHS とテレビで家庭に入った会社は、いまは電池と電子部品、空調を、企業とデータセンターに売る比重を高めている。
関連する出来事
よくある質問
- パナソニックはいつ、どう始まった会社ですか。
- 1918年3月7日、松下幸之助が二階建ての家に移り、松下電気器具製作所を始めたのが起点です。人員は23歳の幸之助、22歳の妻むめの、15歳の義弟井植歳男の3人で、最初の製品は改良アタッチメントプラグでした。1935年に松下電器産業株式会社として法人化しています。
- VHS はパナソニックが開発したのですか。
- VHS の VTR を1976年9月に発表したのは日本ビクターです。パナソニックの社史は、当時子会社だった日本ビクターの提案をもとに両社で記録方式を共同開発したと説明しています。パナソニックは1977年に自社の VHS 機「マックロード」を発売しました。
- パナソニックの最近の業績はどれくらいですか。
- 2026年3月期(2025年4月〜2026年3月、IFRS)の売上高は8兆487億円(前期比4.8%減)、営業利益は2,364億円(44.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,895億円でした。前期に車載機器事業を連結から外したことと、グループ経営改革の構造改革費用が響きました。
出典
一次資料1918 — Panasonic Group History, Panasonic Holdings(Wayback Machine 保存版)
1918年3月7日の松下電気器具製作所の開業、3人の人員、最初の製品
一次資料Panasonic Group's 100-Year Journey — Panasonic Holdings(Wayback Machine 保存版)
年表(1952年の Philips との技術提携と1993年の解消、1971年の NYSE 上場、1982年の CD プレーヤー、1990年の MCA と1995年の売却、1994年のリチウムイオン電池、1996年の DVD プレーヤー、2009年と2011年の三洋電機)
一次資料1977 — Panasonic Group History, Panasonic Holdings(Wayback Machine 保存版)
日本ビクターの提案をもとにした VHS の共同開発、1977年のマックロード、RCA への長期供給契約、1983年までに VTR 生産1,000万台
一次資料2008 — Panasonic Group History, Panasonic Holdings(Wayback Machine 保存版)
2008年10月1日のパナソニック株式会社への改称とブランド統一、1929年と1935年の社名
一次資料Sony History 第2章 規格戦争に巻き込まれた秘蔵っ子 — ソニー(Wayback Machine 保存版)
1976年9月に日本ビクターが VHS 規格の VTR を発表。松下電器は VHS 陣営
松下電器産業を含む9社が Blu-ray Disc の基本仕様を策定
一次資料沿革 — JVCケンウッド
2007年の日本ビクターとケンウッドの資本業務提携、2008年10月の共同持株会社の設立
会社概要として、2022年4月1日に持株会社パナソニック ホールディングスの下で事業会社制へ移行したこと
売上高・営業利益・当期純利益、6セグメントの売上高と営業利益、2024年12月2日の Panasonic Automotive Systems の株式譲渡
最終更新: