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百度(バイドゥ)

2000年に中国・北京で検索エンジンの会社として始まった企業。共同創業者の李彦宏(ロビン・リー)が設立時から会長を務め、2004年からは CEO も兼ねる。米ナスダックと香港証券取引所に上場し、動画配信の iQIYI を子会社に持つ。2023年1〜3月期に対話 AI の ERNIE Bot(文心一言)を出し、同年8月31日に当局の承認を経て一般公開した。自動運転の配車サービス Apollo Go を世界の都市で運行する。2025年12月期の売上高は1,291億元(前年比3%減)で、旧来の広告事業が減り AI 関連事業が伸びた。2026年6月、米国防総省は同社を中国軍事企業のリストに加えた。

北京・海淀区の中関村ソフトウェアパーク第2期にある百度科技園(2022年撮影)
出典N509FZ (Wikimedia Commons) · CC BY-SA 4.0 · Commons で見る ↗

組織情報

設立
2000
状態
稼働中
活動期間
2000–
関連事象
01
名称
ENBaiduJA百度(バイドゥ)

百度(バイドゥ、Baidu)は、中国・北京に本社を置く企業である。年次報告書(Form 20-F)は、2000年に検索エンジンの事業として創業したと記し、本社を北京市海淀区上地十街10号の百度キャンパスとしている。共同創業者の李彦宏(ロビン・リー)が2000年1月の設立時から会長を務め、2004年2月からは最高経営責任者も兼ねる。米ナスダックと香港証券取引所に上場し、ナスダック上場の動画配信会社 iQIYI を支配している。

検索から AI へ ── 2025年の数字

2025年12月期の売上高は1,291億元で、前年から3%減った。百度は減収の理由を、旧来の事業(レガシー事業)が減り、それを AI 関連事業の伸びが一部埋めたためと説明している。中核事業の資産グループに162億元の減損を計上したため営業損益は58億元の赤字になり、株主帰属純利益は56億元だった。減損の影響を除くと純利益は194億元になる。

指標(2025年)数値
売上高1,291億元(前年比 −3%)
研究開発費204億元(−8%)
資産の減損162億元
営業損益−58億元(減損を除くと +104億元)
株主帰属純利益56億元(減損を除くと 194億元)
10〜12月期の AI 関連事業の売上高110億元超(中核事業の売上高の43%)

同社はこの四半期から中核事業を Baidu General Business と呼び替え、AI 関連事業・旧来の事業・その他の3つに分けて示している。AI 関連事業の数字は、監査を受けていない社内の管理会計に基づくと注記されている。10〜12月期の内訳は、AI 関連事業113億元、検索やフィードの広告を中心とする旧来の事業123億元、その他25億元である。財務責任者の何海建は、崑崙芯(Kunlunxin)を分離して別に上場させる手続きが進んでいると述べている。

ERNIE ── 対話 AI の公開まで

時期出来事
2023年1〜3月期自社の基盤モデル ERNIE を使った対話 AI、ERNIE Bot(文心一言)を出す
2023年5月ERNIE 3.5 を出す
2023年8月31日中国当局の承認を経て ERNIE Bot を一般公開
2023年10月ERNIE 4.0 を出す
2023年11月1日ERNIE Bot で ERNIE 4.0 を有料提供
2026年1月ネイティブにマルチモーダルな基盤モデル ERNIE 5.0 の改良版を出す

TechNode によると、一般公開に先立って中国のインターネット監督当局は、生成 AI モデルを公開する前に許可を得るよう企業に求める規則を出していた。百度は有料化について、中国で利用者に課金した最初の会社だと年次報告書で主張している。2025年12月の ERNIE アシスタントの月間利用者は2億200万人と同社は発表している。

Apollo Go

百度の自動運転配車サービス Apollo Go(萝卜快跑)の歩みは、Apollo Go の記事にまとめてある。決算発表では、2025年10〜12月期に完全無人の乗車を340万回提供したとしている。

米国防総省の指定

2026年6月8日、米国防総省は国防授権法1260H条に基づく「中国軍事企業」のリストを更新し、Baidu, Inc. を親会社として新たに加えた。同じ更新でアリババも加えられた。法律事務所 WilmerHale は、このリストに国防総省の調達制限が結び付けられつつあると解説している。百度自身も年次報告書のリスク要因で、このリストに載った企業とその子会社は米国土安全保障省の契約や資金を受けられず、2026年6月30日からは米国防総省の調達契約も結べなくなると記している。

このサイトに出てくる百度

出来事百度の役回り
Apollo Go自動運転の配車サービスの運営者
Tesla のロボタクシー運転手の反発を招いた先例として Apollo Go が出てくる
Zoox のロボタクシー同じ問いを中国で投げかけた例として Apollo Go が出てくる
MySQLSun が2008年に挙げた MySQL の採用企業の一つ

検索エンジンとして始まった会社が、四半世紀後に売上の4割強を AI 関連事業から得るようになった。その間に、検索広告、動画配信(iQIYI)、自動運転、基盤モデル、AI 半導体と、事業の柱は層を下へ広げてきた。

関連する出来事

  1. 百度 Apollo Go ── 中国で始まった完全無人の有料配車

よくある質問

百度はいつ、誰が創業した会社ですか。
2000年に検索エンジンの会社として設立されました。年次報告書によると、李彦宏(ロビン・リー)は2000年1月の設立時から会長を務め、2004年2月から最高経営責任者を兼ねています。決算発表では共同創業者と紹介されています。
ERNIE Bot(文心一言)はいつ公開されましたか。
百度は2023年1〜3月期に ERNIE Bot を出し、同年8月31日に中国当局の承認を経て一般に公開しました。2023年11月1日からは ERNIE 4.0 を有料で提供し、2025年12月の ERNIE アシスタントの月間利用者は2億200万人と同社は発表しています。
百度の最近の業績はどれくらいですか。
2025年12月期の売上高は1,291億元(前年比3%減)でした。資産の減損162億元を計上して営業損失58億元となり、株主帰属純利益は56億元、減損の影響を除くと194億元です。10〜12月期には AI 関連事業の売上高が110億元を超え、中核事業の売上高の43%を占めました。

出典

  1. 一次資料Baidu Announces Fourth Quarter and Fiscal Year 2025 Results — Baidu via PR Newswire APAC, Feb 26, 2026

    2025年の売上高1,291億元(3%減)、減損162億元、営業損失58億元、株主帰属純利益56億元(減損を除くと194億元)、10〜12月期の AI 関連事業110億元超(中核事業の43%)、Apollo Go の2025年10〜12月期の完全無人乗車340万回、ERNIE アシスタント月間利用者2億200万人、ERNIE 5.0、崑崙芯の分離上場の準備、共同創業者兼 CEO 李彦宏

    取得日: 2026-10-25

  2. 一次資料Baidu, Inc. Annual Report on Form 20-F for the fiscal year ended December 31, 2025 — SEC (filed Mar 17, 2026)

    2000年に検索エンジン事業として創業、李彦宏の会長(2000年1月から)と CEO(2004年2月から)、本社(北京市海淀区上地十街10号)、2023年1〜3月期の ERNIE Bot、2023年5月の ERNIE 3.5、2023年11月1日からの ERNIE 4.0 有料提供、iQIYI の支配

    取得日: 2026-10-25

  3. 二次資料Baidu opens Ernie Bot to public after regulatory approval — TechNode, Aug 31, 2023

    2023年8月31日の一般公開と、生成 AI の公開前に許可を求める中国の規制

    取得日: 2026-10-25

  4. 二次資料Pentagon Adds 65 New Entities to the 1260H List of Chinese Military Companies — WilmerHale, Jun 11, 2026

    2026年6月8日の1260H リスト更新で Baidu, Inc. が親会社として追加

    取得日: 2026-10-25

  5. 三次資料Baidu — Wikipedia

    全体の概要(本文の事実は上の一次資料・報道で確認)

    取得日: 2026-10-25

最終更新:

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