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サムスン電子
1969年1月13日に韓国で三星電子工業として設立され、1984年に現社名となった電子機器・半導体企業。本社は京畿道水原市。テレビ・家電・Galaxy スマートフォンの DX 部門、メモリ・System LSI・ファウンドリの DS 部門、ディスプレイの SDC、車載機器の Harman で構成される。2025年の売上は333.6兆ウォン、営業利益は43.6兆ウォン。AI サーバ向けの HBM などメモリの需要急増で、2026年上半期は売上305.4兆ウォンのうち半導体の DS 部門が209.2兆ウォン(部門間取引を含む)を占めた。同社の最大株主はサムスン生命保険で、サムスン物産がその最大株主である。

組織情報
- 設立
- 1969
- 状態
- 稼働中
- 活動期間
- 1969–
- 関連事象
- 04
- 名称
- ENSamsung ElectronicsJAサムスン電子
サムスン電子(Samsung Electronics)は、1969年1月13日に韓国で三星電子工業として設立された企業である。韓国の金融監督院に提出した事業報告書によると、1975年6月11日に株式を公開し、1984年2月28日の株主総会決議で現在の社名に改めた。本社は京畿道水原市。2025年末の連結子会社は308社で、代表取締役は全永鉉(チョン・ヨンヒョン、2025年3月選任)と盧泰文(ノ・テムン、2025年11月選任)の2人。
4つの事業
事業報告書は、会社を2つの部門と2つの子会社群に分けて報告している。
| 区分 | 主な製品(事業報告書) | 2025年の売上 | 2025年の営業利益 |
|---|---|---|---|
| DX 部門 | テレビ、モニター、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、スマートフォン、ネットワーク機器、PC | 187.97兆ウォン | 12.85兆ウォン |
| DS 部門 | DRAM、NAND フラッシュ、モバイル AP、イメージセンサー、ファウンドリ | 130.13兆ウォン | 24.86兆ウォン |
| SDC(サムスンディスプレイ) | スマートフォン用 OLED パネルなど | 29.84兆ウォン | 4.12兆ウォン |
| Harman | 車載デジタルコックピット、カーオーディオ、ポータブルスピーカー | 15.78兆ウォン | 1.53兆ウォン |
各部門の数字は部門間取引を含む。会社全体の2025年の売上は333.6兆ウォン(前年比10.9%増)、営業利益は43.6兆ウォンだった。
DX 部門について、事業報告書はテレビで2006年から2025年まで20年連続の販売首位、モバイルで2011年以降15年間にわたる世界的な主導的地位を主張している。同社が引く外部調査では、2025年の世界シェアはテレビが29.1%(Omdia、金額ベース)、スマートフォンが19.2%(TechInsights、台数ベース)。スマートフォンの Galaxy の始まりは Galaxy S(2010年) の項目にある。このほか、Blu-ray Disc の基本仕様を共同で策定した9社の1社で、最初の Chromebook の製造元の一つでもある。
重心が半導体へ移った
部門別の数字を並べると、会社の重心がこの3年で大きく動いたことが分かる。
| 期間 | DX 部門の売上比率 | DS 部門の売上比率 | DX 部門の営業利益 | DS 部門の営業利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年 | 65.7% | 25.7% | 14.38兆ウォン | 14.88兆ウォンの赤字 |
| 2024年 | 58.1% | 36.9% | 12.44兆ウォン | 15.09兆ウォン |
| 2025年 | 56.3% | 39.0% | 12.85兆ウォン | 24.86兆ウォン |
| 2026年上半期 | 33.0% | 68.5% | 2.15兆ウォン | 142.86兆ウォン |
売上比率は部門間取引を含む各部門の売上を全社売上で割ったもので、合計は100%を超える(事業報告書・半期報告書)。2026年上半期の売上は305.4兆ウォンで、前年同期の約2倍(98.7%増)になった。DS 部門の売上は前年同期比294.7%増で、営業利益の97.4%を DS 部門が稼いだ。
メモリと HBM
事業報告書は、メモリ事業が世界のメモリ市場で首位を維持していると書く一方、同社が引く DRAMeXchange の DRAM の世界シェア(金額ベース)は揺れている。
| 期間 | DRAM の世界シェア |
|---|---|
| 2023年 | 42.2% |
| 2024年 | 41.5% |
| 2025年 | 34.0% |
| 2026年上半期 | 39.4%(同社推定) |
AI サーバ向けの広帯域メモリ HBM について、同社は2026年1月の決算発表で、第1四半期に HBM4 の出荷を始め、高性能 HBM 市場での主導的地位を取り戻すことを目指すと表明した。2026年の半期報告書では、HBM4 の供給を拡大し、業界で初めて主要顧客向けに HBM4E のサンプルを出荷したとしている(いずれも同社の主張)。社内で生成 AI の利用をめぐって起きた情報流出と利用禁止は サムスンの ChatGPT 情報流出(2023年) の項目にある。
ファウンドリ
DS 部門には、他社の設計したチップを受託製造するファウンドリ事業もある。同社は2025年第4四半期に第1世代 2nm 製品の量産を始め、4nm で HBM のベースダイ(積層メモリの土台となるロジックチップ)の出荷を始めた。2026年下半期には第2世代 2nm のモバイル向け製品の量産を予定している。調査会社 TrendForce の推計では、2026年第2四半期の上位10社のファウンドリ売上に占める Samsung Foundry のシェアは5.9%で、TSMC の72.5%に大きく離された2位だった。
重要事件
- 1969年1月13日: 三星電子工業として設立。
- 1975年6月11日: 韓国の有価証券市場に上場。
- 1984年2月28日: 株主総会決議でサムスン電子に改称。
- 2006年: テレビで世界販売首位に(同社によれば2025年まで20年連続)。
- 2010年6月: Galaxy S を発売。
- 2023年5月: 社内での生成 AI の利用を禁止。
- 2025年第4四半期: 第1世代 2nm の量産を開始。
- 2026年: HBM4 の供給を始め、第2四半期に拡大。HBM4E のサンプルを主要顧客に出荷(同社)。
業績指標
- 2025年(K-IFRS 連結): 売上333.6兆ウォン(前年比10.9%増)/ 営業利益43.6兆ウォン/ 研究開発費37.7兆ウォン(過去最高)
- 2026年上半期: 売上305.4兆ウォン(前年同期比98.7%増)。DS 部門の売上209.2兆ウォン、営業利益142.9兆ウォン
財閥の中の位置
サムスン電子は、韓国のサムスングループに属する。事業報告書によると、2025年末の最大株主はサムスン生命保険で普通株の8.51%を持ち、系列のサムスン物産が5.05%、サムスン火災海上保険が1.49%を持つ。創業家では李在鎔(イ・ジェヨン)氏が1.65%、洪羅喜(ホン・ラヒ)氏が1.49%を持つ。最大株主であるサムスン生命保険の最大株主はサムスン物産(19.34%)で、サムスン物産は直接の持分に加えて、サムスン生命保険を通じてもサムスン電子につながっている。
この会社の数字は、メモリの需要にきわめて大きく左右される。DS 部門は2023年に14.88兆ウォンの営業赤字を出し、2026年上半期には半年で142.86兆ウォンの営業利益を上げた。同じ期間、家電とスマートフォンの DX 部門の営業利益は年12〜14兆ウォン台で推移し、2026年上半期は2.15兆ウォンだった。スマートフォンとテレビの会社として知られてきたサムスン電子は、いまや利益のほとんどを半導体から得ている。DRAM のシェアが2025年に落ち込み、2026年上半期に持ち直した動きは、同社自身が高性能 HBM での主導的地位の回復を目標に掲げた時期と重なる。
関連する出来事
よくある質問
- サムスン電子はいつ設立されたのですか。
- 韓国の金融監督院に提出された事業報告書によると、1969年1月13日に三星電子工業として設立され、1975年6月11日に株式を公開し、1984年2月28日の株主総会決議で現在の社名に改めました。本社は京畿道水原市です。
- サムスン電子の主な事業は何ですか。
- テレビ・家電・スマートフォンなどの DX 部門、DRAM・NAND フラッシュ・モバイル AP などの DS 部門、スマートフォン用 OLED パネルなどの SDC(サムスンディスプレイ)、車載のデジタルコックピットやオーディオの Harman の4つです。2025年の売上は DX 部門が187.97兆ウォン、DS 部門が130.13兆ウォンでした(部門間取引を含む)。
- サムスンは DRAM でどれくらいのシェアを持っていますか。
- 同社が事業報告書で引く DRAMeXchange の金額ベースの世界シェアは、2023年42.2%、2024年41.5%、2025年34.0%でした。2026年上半期は同社の推定で39.4%です。
- サムスングループとサムスン電子の関係はどうなっていますか。
- 2025年末時点で、サムスン電子の最大株主はサムスン生命保険(普通株の8.51%)で、系列のサムスン物産(5.05%)やサムスン火災海上保険、李在鎔(イ・ジェヨン)氏ら創業家も株主に名を連ねます。サムスン生命保険の最大株主はサムスン物産(19.34%)です。
出典
一次資料삼성전자 사업보고서 (2025.12) — 금융감독원 전자공시시스템(DART), 2026년 3월 10일
1969年1月13日の設立、1975年の株式公開、1984年の改称、部門構成、部門別の売上と営業利益、DRAM・スマートフォン・テレビの市場シェア(出典付き)、HBM4 とファウンドリの状況、最大株主と特殊関係人の持株
一次資料삼성전자 반기보고서 (2026.06) — 금융감독원 전자공시시스템(DART), 2026년 8월 14일
2026年上半期の部門別売上と営業利益、DRAM シェア(同社推定)、HBM4 の供給拡大と HBM4E サンプル出荷、2nm の量産計画
2025年通期の売上と営業利益、HBM4 の出荷開始予定と高性能 HBM 市場での地位回復という目標、2nm 第1世代の量産開始と4nm HBM ベースダイの出荷
2026年第2四半期のファウンドリ売上シェア(Samsung Foundry 5.9%)
最終更新: