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デンマーク CPR 不正アクセス ── 民間企業の正規の照会権限から880万人分

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2026年10月5日(月)午前7時、 デンマークの研究・教育・デジタル化省は、 中央個人登録(CPR)から約 880万人分の氏名・住所・CPR 番号などが不正に取得されたと発表した。 Christina Egelund 大臣は国会(Folketing)の産業・デジタル化委員会に報告したと述べた。 攻撃者は登録簿に「侵入」したのではない。 民間企業1社が持つ正規の照会権限を使い、 数百万回の照会を重ねていた。

880万人分

不正に取得された記録

登録全体(約1,100万人)のおよそ5人に4人

1,400万回超

試みられた照会

その企業のアカウントから。 約880万回で記録が返った(10月6日の会見)

21日17時間

アクセスできた期間

9月10日から。 侵害そのものは9月20日に止まっていた(TV 2)

70万人超

与信警告を登録した人

10月8日まで(省の数字、 Ritzau)

Det er en dybt alvorlig hændelse

極めて深刻な事案だ、 と大臣は述べた。

Christina Egelund 大臣(研究・教育・デジタル化)

なぜ880万人なのか

この数字はデンマークの人口より大きい。 省はその理由も説明している。 CPR には約1,100万人が登録されており、 現在の居住者のほか、 死亡した人と国外へ転出した人も残る。 880万人には存命者・転出者・死亡者が含まれる。

項目内容
取得されたもの氏名・住所・CPR 番号など。 民間企業が受け取れるデータの項目の範囲内
含まれる人存命者・国外転出者・死亡者
含まれないもの氏名・住所の秘匿登録をしている人の氏名と住所
使われた経路デンマークの民間企業1社の正規の照会権限

侵入ではなかった

登録簿は、 ふつうの意味でハッキングされたわけではない。 CPR 法第38条により、 正当な利益を持つ民間企業は、 顧客や会員など、 あらかじめ1人ずつ特定した範囲の人について登録データの提供を受けられる。 この権限を持つ企業は1,000社を超え、 銀行、 通信会社、 法律事務所、 労働組合、 保険会社などが含まれる。 省によれば、 不正な者たちはデンマークの民間企業1社の正規の照会権限を使って CPR を検索しており、 その範囲は民間企業が受け取れるデータの項目内にとどまっていた。

デンマーク データ保護庁(Datatilsynet)は、 10月4日(日)に CPR から受けた届け出の内容として、 有効な CPR 番号を特定する目的で、 自動化された照会が CPR システムに対して非常に多数行われたと述べている。

その企業のシステムがどう乗っ取られたかは、 公式には説明されていない。 当局は企業名を明らかにしておらず、 DR はフュン島の小さなソフトウェア会社だと報じた。 TV 2 によれば、 CPR 当局は Datatilsynet への届け出で、 照会数がその企業の顧客数をはるかに上回ること、 そして企業側が照会は自社で行っていないと表明したことを記している。

請求書で見つかった

企業は照会ごとに料金を払う。 省の部長 Mikkel Leihardt は会見で、 金曜夜の請求処理で非常に大きな金額が計上されたことが当局の注意を引いたと説明した。 経過はのちに、 CPR 当局が Datatilsynet に出した届け出を情報公開請求で入手した TV 2 の報道で補われた。

経過(2026年)

  1. 9月10日

    アクセスできる状態になる

    TV 2 によれば、 不正な者はこの日から計21日17時間アクセスできる状態にあった。

  2. 9月20日

    侵害そのものが止まる

    暫定的な調査では、 侵害はこの日、 つまり10日後に止まっていた。 アクセスが遮断されたのは、 使われなくなってから2週間近く後だった。

  3. 10月2日(金)夜

    請求処理の異常で気づく

    CPR 当局は、 9月中にシステムで不規則な動きがあったことに気づき、 週末のうちに規模を把握した。

  4. 10月3日(土)夜

    捜査員が企業で証拠を保全

    国家特別犯罪対策部(NSK)の捜査員が企業を訪れた。

  5. 10月4日(日)

    Datatilsynet へ届け出

    CPR 当局が届け出た。

  6. 10月5日(月)7時

    省が発表

    約880万人分が不正に取得されたと公表した。

  7. 10月6日

    記者会見

    1,400万回を超える照会と、 約880万回で記録が返ったことが説明された。 警察は、 まだ誰も特定も起訴もしていないと述べた。

  8. 10月8日

    与信警告が70万人を超える

    Ritzau が伝えた省の数字による。

  9. 10月9日(金)

    1,039社に安全規則を通知

    登録簿へのアクセス権を持つ全社に書簡を送った。

対応

CPR 当局はその企業のアクセスを止め、 Datatilsynet に届け出て、 警察が捜査を始めた。 10月6日の会見で警察は、 他国の警察と連絡を取っていると述べた。 省の発表は、 捜査は初期段階にあり誰が背後にいるかは現時点で言えないとしている。 Datatilsynet は、 何が起きたのか、 なぜ起こりえたのか、 該当する個人データの処理に誰が責任を負うのかを調べているが、 現時点では評価できないと述べた。 のちに匿名の人物が新聞 Politiken に犯行を名乗り出たが、 当局はその説明を確認していない。

当局がとった措置

  1. アクセス停止と捜査

    企業のアクセスを止め、 Datatilsynet に届け出た。 警察が捜査を始め、 他国の警察とも連絡を取っている。

  2. CPR の全面的なセキュリティ点検

    Egelund 大臣が期限を定めずに命じ、 システムの安全性が十分でなかったことを認めた。 新しい CPR 番号が必要かどうかは、 判断するには早すぎるとした。

  3. 1,039社への安全規則の引き締め

    セキュリティ責任者を置くこと、 従業員のアクセスを継続的に点検すること、 不正を見つけるため月ごとの照会件数を監視すること。

  4. 市民と企業への呼びかけ

    相手が氏名・住所・CPR 番号を知っていても、 電話やメールで機密情報を渡さないこと。 国家市民安全庁の Laila Reenberg 長官は、 CPR 番号だけを本人確認の根拠にしないよう企業と当局に求めた。

誰もが知っている番号

CPR は1968年から、 デンマークに住む人・住んだことのある人をすべて記録してきた。 その番号は、 官民のサービスが住民を1人ずつ見分けるための鍵になっている。 今回の事件は、 その仕組みに潜む緊張をあらわにした。 漏れたデータの大半は、 もともと登録簿が1,000社以上に提供している項目である。 欠けていたのは、 小さな会社の1つのアカウントが、 そのすべてが顧客であるはずのない数百万人を照会しているときに、 それが本当に顧客照会のように振る舞っているかを確かめる仕組みだった。 同じ年の Canvas 侵害とは違い、 恐喝文も改竄されたログイン画面もない。

よくある質問

何人分のどんな情報が取得されたのか
約880万人分の氏名・住所・CPR 番号などです。存命者のほか国外転出者と死亡者を含み、登録総数約1,100万人のおよそ8割にあたります。氏名・住所の秘匿登録をしている人の氏名と住所は含まれていません。
どうやって取得されたのか
デンマークの民間企業が CPR 法第38条に基づいて持つ正規の照会権限が悪用されました。照会は1,400万回を超えています。その企業のシステムがどう乗っ取られたかは公式には説明されていません。
誰がやったのか
公表されていません。省は捜査が初期段階で誰が背後にいるかは言えないとしており、警察は10月6日時点で誰も特定・起訴していないと述べました。

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